がんと向き合う

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5手術後の病理検査

「『手術でがんを取りきったら終わり』ではありません。人間が人間を相手に手術をしているので、手術で切り取ったものを顕微鏡でよく調べて(病理検査)、がんの深さ、リンパ節転移があるか、再発の危険を示す状況があるかどうかを十分に検査する必要があります。

これによって最終的ながんのステージ(病期)が決まり、抗がん剤治療をするのか、経過観察なのか、手術後の治療方針が決まるため、この病理検査は非常に大事な検査になります。

病理検査後にステージ(病期)が確定しますが、進行がんの場合、一定の割合で再発の危険性があります。大腸がんは、再発が起きてももし切除できる段階で早期に発見できれば、適切な治療を行うことで十分に病気を治せる可能性があります。

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特に大腸がん手術後の5年間は再発、転移の可能性が高いですから、担当の先生とよく相談しながら血液検査、腫瘍マーカー検査、CT、内視鏡検査を定期的に受けて、再発の早期発見に努めることが、手術後、安全で安心な生活を送るためにも大事なことだと思います。」