がんと向き合う

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末沢 洋さん
末沢 洋さん
(すえさわ・ひろし)
1949年、東京下町生まれ。2001年10月、大腸がんと診断され内視鏡手術を受ける。2004年1月、大腸がんが再発し外科手術を受ける。その後、抗がん剤治療を続け、痛みは医療用麻薬などでコントロールしている。
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7心の支え

「毎日電話を寄越す人がいるのですよ。やはり、その人と話したりすることは生きている糧になっていますよね。だから友達との会話ですね。それがいまいちばん楽しい時間を過ごすということになっています。 少し神経まで圧迫してきているので、行動抑制がかかってきているわけです。そうすると、だんだんと身体が動かなくなってくるということをいま体験していて、この先行けば車いすだな、こうだな、とだんだんわかるわけです。そういうのも過酷ですわね、ハッキリ言えば。ひとりでそういうのを考えたりしているときはすごく過酷な部分があるわけですよ。そういうものをなんとか和らげてくれるのは、やはり友人との会話ですね、僕の場合は。」