がんと向き合う

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大野正子 さん
(おおの・まさこ)
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東京都在住。家族は夫。子ども3人はすでに独立。2007年8月、60歳検診がきっかけで大腸がんが見つかる。糖尿病のかかりつけ医に専門医を紹介してもらい、約1ヵ月後にS状結腸がん(ステージ4)を切除。退院後、肝動注、抗がん剤治療を受け、肝転移を2度切除。外来通院と服薬を続けながら2010年2月には仕事(ホテルのベッドメイク)を再開。電車に乗るのも楽しい毎日を送っている。
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3外来通院

「3週間ごとに点滴をして、帰りに2週間分のお薬もらうという繰り返しを今もしています。

今、(抗がん剤の)点滴を打つと、(手に)ぴりぴりという痛みが出ます。私はビールが大好きなので、『明日は点滴』という日はビールを飲んでしまうのです。『普通、“明日は病院”という日はビールとかは飲まないんじゃない?』と言われますが、『いや明日からちょっとぴりぴりするから』と言って、ぐいっとビールを飲んで次の日に備えます。もう家族が笑っていますけど。

(外来通院の当日は)朝8時半ぐらいには家を出て、(病院に着いたら)まず血液検査です。病院も混んでいるので、先生の問診が10時半の予約でも実際は12時を過ぎてしまいます。それから『今日は血液検査の結果がいいから、抗がん剤を作りますよ』と先生に言われて、それから抗がん剤を作って投与するので、終わると夕方5時ぐらいになります。私の先生は特に混んでいるので、たいへんなのです。だから1日がかりですよね。

点滴はだいたい3時間半ぐらいかかります。ほとんど寝ている人もいますし、私はだいたい朝から『今日はこれを読もうかな』と本を持って行って見ています。

会計が5時15分で終わりなので、いつもぎりぎりに払って、いただいた処方箋のお薬をもらって帰るから、駅に着くといつも6時近くになってしまいます。ですから病院は1日がかりです。帰りにちょっと寄り道をしてビールを飲んでいるときもあります。」

●治療費

「治療費はお薬と点滴とあわせて1回13万円くらいかかります。その前はだいたい3万円くらいでしたが、2010年4月から治療が変わり、薬が全部変わりました。(抗がん剤の点滴が3週間ごとなので)何ヵ月に1回は月の1週目と4週目に行くため、月によって約26万円になる月があります。

高額療養費制度にはもちろん申請してあるので、戻りもありますが、戻るのは3ヵ月後で、毎月上限で約8万円はかかります。いつも役所に行って申請しています。

がん保険は入っていないです。普通の保険は入っていました。でも通院の保険はなく、入院や手術をすると出る保険です。がん保険に入っていればよかったのですが、入っていなかったです。」