がんと向き合う

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川上 祥子さん
川上 祥子さん
(かわかみ・さちこ)
NPO法人キャンサーネットジャパン 渉外・広報担当理事

看護師。東大病院放射線科病棟にて臨床看護に従事。2000年より現職にてEメールによるセカンドオピニオン相談窓口として患者と医師のコーディネーションを担当、累計2000件以上の相談を取りもつ。

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5いろいろなからだの痛み

「外科的なことをした場合はもちろんその痛みがありますし、手術なんかそうです。その後の麻酔から覚めたとき、皆さんだいたいものすごく痛いですし、その数日後、疼(うず)いたりというような痛みがあります。それから抗がん剤による治療に関しても、点滴を入れている箇所が痛いとか、抗がん剤自身、血管をちょっと痛めたりもしますので血管痛というような痛みが走ったりですとか、(手術を)しているほうの腕がしびれるとか重いとか、痛みではないかもしれないですけどちょっと日常生活に影響の出るようなこともありますし。それから、処置による痛みもありますし、治療によるものと少し違いますけれども、がんそのものによってどこかを圧迫してそこが痛いというのもありますし、いろんな痛みがあります。あと動けなくなってずっと寝ていることによる痛み、自分で動けないから寝返りもうてなくてという痛み、いろんな痛みがありますね。心の痛みも含めて。」