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溝口隆馬さん
溝口隆馬さん
(みぞぐち・りゅうま)
1998年よりストーマ(人工肛門)保有、直腸がん体験者。ストーマ造設の経緯はこちら »
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2人工肛門のトラブル
Q.人工肛門で起きるトラブルとは?

溝口「かぶれやかゆみというのが、生活するうえでいちばん問題になっています。かゆみが出ると集中できないとか、いろいろありますので。」

Q.皮膚がかぶれないように、何か工夫していることはありますか?

溝口「今は2日に1回の装具交換なので、夏場は汗がなるべく装具にいかないように、冬場はお腹を冷やさないように、だいたい一年中、木綿の腹巻状のものをお腹に巻いています。」

Q.臭いについて、これまでに何か困ったことはありますか?

溝口「退院直後は外出したときにどうしても自分の便の臭いが気になりました。病院や自宅にいるときは、臭いがしてもさほど感じなかったのですが、やはり一歩外に出るとどうしても意識過剰になっていたのかなと思います。退院直後は精神的にも外で歩く勇気がなく、なかなか踏ん切りがつかない時期が少しだけありました。」

Q.食事で気をつけていることはありますか?

溝口「年に1回程度、イレウス(腸閉塞)で緊急入院することがここ4〜5年ずっと続いているので、特に食べ物は『ごぼうやこんにゃくなど繊維質のものはよく噛んで食べなさい』と、妻から口をすっぱく言われています。どうしても自分はがつがつ食べる癖があるので。家に居るときはそうでもないのですけど、外出先で入院するようなことにならないように、外泊する際はなるべくそういう物を食べないように気をつけています。地元の病院からは『いつでも来ていいですよ』と言われているのですが。」

Q.睡眠中のトラブルはありますか?

溝口「私は現在ワンピースタイプの装具を使っていますが、当初はツーピースタイプのほうがよいということで、そちらを使っていました。しかし、パウチを留めるロック自体がうまくかかっていなかったのか、夜中に寝返りで体を動かしたときにそのロックが外れて布団そのものを汚して、(妻に)こっぴどく叱られたことが数回あります。それ以来、ツーピースタイプを使って寝るときには、ビニール状のシートを敷くという工夫はしています。」

Q.緊急時のために、どのような対策をとっていますか?

溝口「外出する際は常に2〜3回分の交換用の装具を持ち歩いています。何かあっても、多目的トイレで交換するというところまでは、自分でやれると思います。全然装具を持たないで外に出る方は、多分いらっしゃらないんじゃないかと思いますが、何が起きるかはわかりません。皆さん常に小さいポーチにアクセサリーを含めた装具を予備として持ち歩いていると思います。

あと自分がどこのメーカーのどの装具を使っているかを書いたメモをポーチに携帯していれば、とっさのときにそれを見て答えることができるので、非常事態があっても急場はしのげるかなと思っています。」