統合失調症と向き合う

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藤井康男さん
萱間真美さん
(かやま まみ)
聖路加看護大学精神科看護教授
1986年聖路加看護大学卒業。質的研究方法を用いて、ケア技術やさまざまな状況にあるケア対象者の主観的体験に関する多くの研究に参画している。精神障害者の退院促進および地域ケアを支えるサービス提供のあり方、精神科訪問看護の実態と効果なども研究。
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6訪問で行う看護の内容
Q.地域によって訪問看護の内容に違いはあるのでしょうか

「そういったことにすごく熟達していて、精神障害のいろんな方への対応に慣れている場合と、それから、身体疾患や高齢の方の訪問に慣れていて、精神の訪問看護は、まだ例数が少ないというような場合もいろいろあるかと思います。ただ、私達のサービスは、私達がやりたいことをやるわけではなく、当事者の方達が何をしてほしいかということに基づいて、ケアプランを立てることになっておりますので、そこのところは“契約面接”というのを必ずいたします。ケアを始める前に。その時に、何をしてもらいたいかを教えていただければ、それに基づいたプランを立てます。

例えば、ケアを提供する側は、慣れていたり慣れていなかったりするのですけれども、それは、私どものサービスを提供する責任として、『こういう要望があって、じゃあこの人を担当にしましょう』とか、あるいは、このステーション、この病院だとなかなかそれ(その要望)が難しいということであれば、違うところを紹介するようなこともありますので、率直に言っていただけるのが、いちばんよろしいかと思います。言う相手は、訪問看護師でももちろん構いませんし、行政の窓口の者でも、それから主治医にお伝えいただいても構いませんので、言いやすい人に言っていただければ、それに基づいたプランを立てます。」

Q.ケアの内容は希望した通りになるものでしょうか

「希望の内容にもよるかと思うんですね。いろんなことを人にやってもらいたい。例えば、衣食住のお掃除をしてもらいたいとかお買いものをしてもらいたいとか、病院に一緒に行ってもらいたいとか、そういうご希望があった場合、制度の中で訪問看護師は、それは算定できないとされているようなものもありますし、ホームヘルパーだったらできるとされているようなものもあるんですね。それなので、まずご希望を伺ったあとで、それが、訪問看護が相応しいのか、それともホームヘルプサービスのほうが相応しくて、その内容を提供することができるのかというのを考えていくことになるかと思います。

それなので、例えば、ご希望されるものすべて、私達が提供できるものかどうかは、ちょっと話し合いをしてみないと分からないのですけれども、まずはおっしゃっていただいて、それを誰が提供するかということを考えていくということになるかと思います。」

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