統合失調症と向き合う

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O.K.さん
O.K.さん
1949年(昭和24年)生まれ、65歳(収録時)。長男(34歳:収録時)が18歳の時に発症。妻、息子2人との4人暮らし。無職(収録時)。病院で開催する保護者対象の集いに参加し、情報を得る。また医師、看護師、カウンセラーなど多職種スタッフによるサポートを受けることで不安の軽減につながったという。体験者の長男は、現在、地域活動支援センターなどの様々な支援を受け、ピア活動を行っており、週2回、クレープ屋で働いている。
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3治療について
Q.薬物治療後、息子さんの調子は良くなりましたか

「すぐには良くなっていなかったと思うのですけども、クリニックに通いながら、本人は高校に、休んだりもしましたが行っていたのです。そのうち、尿が全然出ないような状況になって、非常に歩きにくくなったので、そのことを、家内と3人で、またクリニックを受診しまして、先生にもお話したのですけど、『大丈夫だ』ということをおっしゃるのですね。

ただ、本人と話をして、だいぶ良くなっているというようなことは先生から聞いたのですけど、私は、尿が出ないので非常に困る状態なものですから、そういうお話をしたのですが、あまり取り合ってくれなかったのです。それで、これは非常に困ったことになったと思って、(別)の病院に、3人で別の日に伺って、先生に診ていただいて、クリニックからのカルテを取り寄せて、入院して…。副作用だったのか何か分からないのですけど、排尿ができるようになって。1か月ぐらい入院して、あとは外来で通うようなことになりました。」

Q.精神面の症状は良くなりましたか

「私は両方(精神面と排尿障害)を診てもらうために精神科の別の病院に行ったのですけども、別の病院では、先生は精神的な問題はもうだいぶ良くなった。治療をしていたものですから良くなってきている。排尿のほうだけは入院して治したということだったのですね。」

Q.息子さんの病気のことで仕事中に呼び出されたことはありますか

「それはなかったですね、幸い。昼間はどちらかというと本人が閉じこもることが多かったものですから。具合が悪いとしたら、寝ているとかですね。具合が良くなってくると、病院のデイサービスに行くとか、いろんなサークルに参加するとか、そういう方向で本人はできるだけ活動するようにしていたので…。」

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