統合失調症と向き合う

体験者の声 医療者・支援者の声 家族の声 私たちの活動紹介 イベント おしらせ
小川奈穂子さん
小川奈穂子さん
(おがわ なおこ)
38歳。10代後半から症状が発現。3回の入院を体験し、現在は月に1回受診。デイケア・ナイトケアを活用しながら安定した生活を送っている。週1回、地域活動支援センターに勤務し障害者を支援している。介護ヘルパー2級の資格を持ち、精神保健福祉士の資格を取るためにゆっくりと準備中。
movieImage
<< 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17 >>
9病気に関する情報入手について
●情報を得やすい病院の環境

「ネットで見たりとか本を読んだりとか、情報がここ(今の病院)はいっぱい入ってくるっていうか、自分の病気を知ることを止めないというか。こういう事が気になると言うと、それに対してこういうことだよって、スタッフさんが教えてくれたりすることもあるし。あとそういう本があったりすることもあるし、雑誌だったり…。勉強会って言うんですかね、そういうプログラムがあったりもするので。」

●デイケアのプログラムで

「患者さん向けというか、デイケアの中で、例えば、プログラムで“しゃべり場”っていうのがあったりして。そのしゃべり場の中で病気のことだけじゃなく生活のことだったり自分が考えちゃうことだったりを話せたりすることもあるし。

あと、ちゅちゃわんじゃって言って、1杯のお茶の茶碗っていう“一茶碗茶(ちゅちゃわんじゃ)”って言うんですけど。ま、1杯のお茶を飲んでいくゆとりも持とうよっていう意味を持たせたプログラムなんですけど、そこでみんなで、自分の今困っていることについて話したり、今の自分の状況はこうですっていうことを話すことで、自分を客観的に見えたりとか。あと当事者活動で、ピア・カウンセリングみたいなことをやったりしています。」

ピア・カウンセリング:ピア(peer)とは対等や仲間という意味を示し、共通の体験からくる共感を重視する人によるカウンセリングのこと。
<< 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17 >>