統合失調症と向き合う

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小川奈穂子さん
小川奈穂子さん
(おがわ なおこ)
38歳。10代後半から症状が発現。3回の入院を体験し、現在は月に1回受診。デイケア・ナイトケアを活用しながら安定した生活を送っている。週1回、地域活動支援センターに勤務し障害者を支援している。介護ヘルパー2級の資格を持ち、精神保健福祉士の資格を取るためにゆっくりと準備中。
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10病名を聞いたときの気持ち

「最初(の入院)のときは、神経衰弱っていうか…、統合失調症とは言われなくて、(精神)分裂病とかもまだそのときは言われなくて、その前の段階のなんか抑うつ状態みたいな感じの言い方をされました。

病名は、ここ(今の病院)に来たときに、ちょうど10年前に統合失調症と先生にちゃんと言ってもらえました。なんかホッとしたというか。ちゃんと病名がついたことで、ちゃんと病気と向き合おうという気持ちにもなれたし、今まですごくごちゃごちゃしちゃった生活というか人生っていうんですか、そういう感じできちゃったので、トラブルだったり周りとの摩擦だったりというのも、自分に問題があるっていうんじゃなく、病気のせいとかそういう要素もあって落ち着かなかったのかなって、なんか腑に落ちたっていうか…。今度は、環境もすごく良かったので、病気とちゃんと真面目に向き合おうという気になれたというか。良かったと思います。そうしたら、病気についても知ろうという興味も出てきたりしたので…。」

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