統合失調症と向き合う

体験者の声 医療者・支援者の声 家族の声 私たちの活動紹介 イベント おしらせ
倉田真奈美さん
中村 孝さん
(なかむら たかし)
1953年(昭和28年)生まれ、現在、58歳。32歳で発病。3回の入院を経験し、現在は1種類の抗精神病薬で症状がコントロールできており、週5日就労している。アパートで一人暮らし。「働くことで毎日が充実している」と強く語った。
movieImage
<< 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  >>
3入院

「結構充実していました。ほんと、A病院に関してはね。毎日デイケアとかがあってですね、結構、ソフトボールとか卓球とか、そういうものがあって。あと喫茶店もあったのでコーヒーとかを飲みに行って、結構充実していました、僕が入院した病院はね。

最初は3か月ぐらい入院していました。そしたら、一応、幻聴とか妄想もなくなったので、退院してもいいということになったんですけどね。第1回目の入院に関しては一応、うん。

(入院は全部で)3回ですね。

(退院後は)復職しました。もう1回会社に行きました。いや、普通じゃなかったです。やっぱりなんか薬を飲んでいたせいか、結構頭脳労働だったもので、すごく頭が廻らなくて、正直言ってね。で、またプレッシャーになっちゃって、また入院する羽目になりましたね、やっぱり。会社で仕事したんですけど、また1か月後ちょっと変になっちゃったので、また入院しましたね。」

デイケア:地域の保健所や精神保健福祉センター、医療機関などで、個人別の評価と働きかけ、およびレクリエーションやSST(社会生活技能訓練)などのグループワークを組み合わせることで、社会復帰の足がかりとする取り組み。

●2回目の入院

「当時は不眠だったんですよね。幻聴とか妄想は、1回目退院で、すっかりなくなったんですよ。そしたら今度、不眠になっちゃって、また入院したんです、実を言うと。主治医のほう(から)も『じゃ入院を』と言われちゃったものですから、第2回目の入院をすることになりました。A病院ですね、やっぱり。

薬物治療ですね。薬ばかり飲んでいました結構。デイケアとかありました、2度目の入院に関しても。やっぱり前回と同様に、ソフトボールとか卓球とか、コーヒーとかを飲み行ったので、結構良かったよね、やっぱり。

それも、(入院は)3か月ぐらいでしたね。また復職したんですけどもね。一応、いったんはよく眠れるようになったんですよね。で、やっぱり薬が強かったせいか、ろれつが廻らなくなっちゃったので、また入院ということになりました。

3か月ぐらい入院していましたね。(退院後)1か月ぐらい仕事したんですけれども、また入院になったんですよ。症状が出ているのでね。」

●3回目の入院

「(3回目の入院は)半年間です。長かったですね。僕は不眠とか体力がうんとなくなり、うんと太っちゃって…、また3回目の入院をしたんですよね。

(退院後は)もうすぐに、辞めてくれって会社から言われたので、退職金をもらって辞めました。

病気になる前の10年間就労していたもので、私は給料が良かったもので、貯金がいっぱいあったんですよ。ちょっと遊んでいても差し支えなかったし、一応、半年間は失業保険をもらっていたので半年間は収入が一応あったもので、ちょっと静養していました。」

<< 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  >>