統合失調症と向き合う

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倉田真奈美さん
中村 孝さん
(なかむら たかし)
1953年(昭和28年)生まれ、現在、58歳。32歳で発病。3回の入院を経験し、現在は1種類の抗精神病薬で症状がコントロールできており、週5日就労している。アパートで一人暮らし。「働くことで毎日が充実している」と強く語った。
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13統合失調症の方へのメッセージ

「まず、精神障害者でも、僕のように立派に働けることを社会に示したいっていうことと、もう1点は、良い人が支援者でいてですね、働くことの大切さを伝えたいという面がありますね。

やっぱりこれは薬だけじゃ治らないんですよ。働いてみなくっちゃ。治るよと思うのでね。やっぱり、医師だけにまかせておけるわけではないです…、ほんとね。」

●家族の方へのメッセージ

「同様にですね、やっぱり薬だけじゃ治らないので、できれば働いたほうが治りがいいと思うんですよ、こういう病気はほんとにね。

温かく見守ってほしいですね。ある程度、距離を置いてほしいですね。やっぱり自分に自由にできる、自分の自由な時間も必要ですからね。

僕(の場合)は、現在では、親は心配していません、ほんとに全然ね。一所懸命働いているし、症状もまるっきりないし、副作用もそこそこないものですから。ただ、入院中とかは、結構心配してくれて、よく面会に来てもらいましたね。それはやっぱり、父が心配してくれていると思うと、『自分は独りじゃないんだ』と思って、ほっとしたっていう(か)、父に見舞いに来てもらったお陰でね。」

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