統合失調症と向き合う

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薄羽正明さん
薄羽正明さん
(うすば まさあき)
1967年(昭和42年)の43歳(収録時)。両親と同居。大学卒業後、就職したが、23歳の時に発病。症状により退職、再就職を繰り返す。現在は、就労支援サービスを受けながら、就職活動を続けている。
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14医療体制や福祉制度について
Q.現在の医療体制や福祉制度への要望はありますか

「あえて言えば、健常者ではどうしても当事者の気持ちを100%把握することは不可能だと思います。先ほど話していました、服薬が辛いのはどうしてかということは、当事者じゃないと分からないと思うのです。そういうもろもろのことを理解できるのはやっぱり最終的には当事者ですので、その当事者の意見を反映するためにも、当事者出身の医療専門職や福祉専門職をもっと増やしてほしいです。」

Q.自分に合う医療施設の探し方はありますか

「私の場合、U先生の紹介でWクリニックに入って助かったのですけど、それは1つは口コミでしたね。だけども、ちなみに東京都と埼玉県では、入院施設のある精神病院のデータブックが出ていますので、それはある程度の参考になさってもいいかと思います。ちょっと全国では出ていないですけどね、全都道府県では…。」

Q.病気に関する情報はどこから得ましたか

「それは病院によってさまざまですけども、Wクリニックではそういう情報は得ましたし、また、保健所職員のAさんとのご縁もありますので、保健所や保健センターとの連携等もしっかりしています。また小規模作業所にも行きましたし、そういう面では、自分では最大限に社会資源は利用しましたので、それが自分に良かったのだと思います。」

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