統合失調症と向き合う

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長友ゆみさん
長友ゆみさん
(ながとも ゆみ)
子どもの時から疲れやすく、人に合わせることが苦手だった。高校生の時に幻覚・妄想などの症状が出たことで精神科を受診する。高校を卒業後、北海道浦河町の “べてるの家”で11年間過ごし、現在は故郷に戻り、就労継続支援(A型)事業所(レストラン)で働いたりピア活動を行ったりしている。1人暮らし。収録日は長友さんの誕生日だった。
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7周りの人との関係について
Q.周りの人とのつきあいで気をつけていることは?

「そうですね、私は小さい頃から、人を攻撃したり、平気でズバッと、ガーっと大きい声とか激しい口調を使ったりするところがあって、そういうことを病気になった時にすごく反省したので、なるべく怒らないとか、イライラしないとか、言葉遣いは難しいのですけども、なるべく自分が穏やかに、自分の健康管理に気をつけて、人を傷つけないようにということは、すごく考えています。」

Q.医療者との関係で心に残っていることはありますか

「やっぱり個人的に、喫茶店に行ってお茶を飲んだりドライブに行ったり、買い物に行ったり、そういう家族みたいな感じで、差別しないというか、温かい感じで、友達みたいな、同じ仲間だよというのは、すごくありますね。ただ、病院の中だけのおつき合いじゃなくて、外でもオープンに、フレンドリーにしてくれるとすごくうれしかったですね。

(それは) “べてる(の家)”ですけど。だから、今でも(その時の)先生の家にしょっちゅう電話をしたりしています。」

Q.家族にしてもらってうれしかったことは?

「そうですね、最近、体を壊して、下血とかしていたのです。その時にやっぱりびっくりしましたよ。親に電話したら親2人でアパートまで来てくれて、病院を探して、連れていってくれて。ここまで心配してくれるのは親しかいないだろうなあと思いましたね。

(下血の原因は)なんかウイルス性の何か…。」

Q.仲間同士でうれしかったことは?

「そうですね…、古着をもらったり、靴下とかお茶碗とか、そういう使わなくなった生活用品などをもらったのが、私はうれしいですね。友達の大事にしていたものをもらう。そういうこととかですかね。」

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