統合失調症と向き合う

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森 実恵さん
森 実恵さん
(もり みえ)
33歳の時(結婚し、子どもが2人)に幻覚などの症状が出たことで心療内科を受診し、その後、病院を変え精神科に通院。34歳の時に1回入院経験がある。病気がきっかけで本を出版することになり、現在数冊の著書がある。作家活動の他、講演を依頼されたり、週に1回、職業リハビリテーションセンターで講義をしている。病気が原因で離婚し、現在は母親、娘、妹と同居。
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10就労について
Q.精神障害者が就労できるために大切なことは何だと思いますか

「精神障害の特性にあった働き方が、まだなかなか確立されていないのではないかと感じています。障害者枠の中に一応入れたといっても、なかなか精神障害者の方は9時から17時まで、月曜日から金曜日までの長時間労働が難しいところがありますので、3、4人体制でグループを組んで、交代で働きに行く。あるいはフレックスの出勤制にしていただくとか、午後から、少し休憩時間を挟んでも良いとか。そういう職場の配慮などがあれば、みなさん、社会復帰できるのではないかと思います。

(私は)本を出すまでは、病気のことを隠して、クローズドで一般企業で働いたり、塾の講師の仕事をしたりしていたのですけれども、本を出版してからはけっこう講演依頼とかが増えてきました。今現在は、当事者活動が主な仕事になっているというように、状況が一変しました。」

Q.生活費は?

「今は、障害者年金をいただいていますし、仕事は、それぞれすごい短時間就労で、パート就労のようなものが多いのですが、『ちりも積もれば山となる』で、3つ4つかけもちしていますので、それでなんとか生活費を賄っています。」

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