統合失調症と向き合う

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ペトロさん
ペトロさん
1967年生まれ、46歳(収録時)。29歳の頃に幻聴と妄想が始まったが、自分では現実のものと信じ、さまざまな機関にその内容を訴えたが解決せず、自分の聞いているものが現実であることを証明しようと精神科を受診し、統合失調症と診断される。営業マンとして働いていたが、会社を辞め、ボランティアをはじめさまざまなことを行った。2年前に住まい近くの障害者就労支援センターの存在を知り、支援を受けながら就職活動を行い、現在は老人ホームの調理場で調理師として週5日働いている。
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5転院
Q.最初に受診した病院から次に転院したのはいつ頃ですか

「2002年に(病院を)移ったのではなかったかと思うんですよ。大きな病院を紹介していただいて、そこに通うことになりました。そこで、僕はとっても気が楽になったんですね。大きな病院で、しかも自分の居住地域でもないので、あまり知っている人もいないし、さりげなく通えるというか…。月に1回通院するにしても、(外に)出るということで気分転換にもなりますし、喜んで通っていたわけです。

で、先生に言われるとおり薬もちゃんと飲んだりして…。そうしたら本当に症状が安定してきて、3年前ですか、『あなたは、症状もだいぶ良くなったので、私達が連携してやっているクリニックがありますから、そこ(に移って)はどうですか』という話をされて、今のクリニックに移ることになったのです。仕事が見つかる前です。」

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