統合失調症と向き合う

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森 実紗さん
森 実紗さん
(もり みさ)
1962年(昭和37年)生まれ、51歳(収録時)。29歳で症状が出て、その後、心療内科を受診するが、約1年後に症状の悪化により精神科病院を受診する。入院の体験は3回。現在は、ホームヘルパー2級の資格を有し、週に1度ピアヘルパーとして精神障害者のホームヘルプを行っている。また、ときどき、講演会などで自身の体験について話している。母親、姉、姪と4人暮らし。
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14ご家族へのメッセージ
Q.ご家族へのメッセージをお願いします

「そうですねぇ、私の場合やったら、姉とはよくしゃべることもしますし、一緒に、病気友達みたいなものなので、情報提供のし合いとかね。今の精神病の業界はどうなっているかとか、そういう話もできるので。私はヘルパーステーションで得た情報などを元に、姉にも情報提供したり、会話をするようにして、お互いの関係がスムーズになっていくようにするということですよね。」

Q.家族としてできることは?

「自分で本を読んでくれるような環境を作ってあげたり、自分の時間を作ってあげるとか、図書館に行って精神病の本とかを借りてきて机の上に置いておくとか。今はテレビではないのですけど、そんな番組があって、特集とかをやっていたら、スイッチをつけておくとか、そういうさりげない注意の引き方というか。いつでも助けになるよ、相談してねというような感じで接していたらいいのではないかなと思います。」

Q.インタビューに協力くださった理由を教えてください

「普通にというか、今まで知られざる存在だった精神病が、もうちょっとカムアウトしたら、『自分だけじゃないよ』と思ってくれたり…。今の精神病の人は元気になってきていると言われているので、医療関係の方が見てくださったら、あと何年ぐらいで完治する薬ができるかなとか、いろいろ研究などもしてくださると思うので、そういったことにお役に立てればいいかなと思って、出させていただきました。」

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