統合失調症と向き合う

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澤田優美子さん
澤田優美子さん
(さわだ ゆみこ)
1964年生まれの51歳(収録時)。高校入学直後の15歳の時にうつ症状を呈する。キリスト教を信仰するようになる。21歳の時に神経科を受診する。現在は、精神科に8週間に1回、睡眠障害外来に4週間に1回通院。大学院でピアサポートグループの研究をしながら、統合失調症などで成年後見制度をご利用の方の支援をするアルバイトを行っている。
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6症状の安定
Q.症状が安定したと思われるのはいつ頃ですか

「若い頃はうつが激しかったのですけど、だんだん激しいうつがなくなって楽になってきましたですね。もともとあまり大きな波というのはなくて、低めの安定だったのですけど。

なにしろ、医学的な言葉を使えば、醜形恐怖とか罪業妄想と言うのだと思うのですけど、私は醜いとか罪深いとか、生きていてはいけないとか、そういう妄想がキリストを信じた瞬間に嘘のように消えてしまいましたから。これは薬ではできないことではないかなと思うのですけどね。」

Q.睡眠障害は、どのような状況ですか

「今年の7月に急に原因不明の不眠症になって、中途覚醒するようになったのです。3時間ぐらいで目が覚めてそれから眠れないという日が続いたのですけど、最近は、1時間半おきぐらいに目が覚めるのです。で、眠りが浅いなぁと感じるのですけど、でもまあ、なんとか眠れているという感じです。

眠剤を飲むしかないみたいでしたね。でも、眠剤もなかなか合うのがなくて……。すぐ効く薬はすぐ切れてしまうので十分眠れませんし、持続性があるのは、今度は、なかなか寝つきが良くないというか、すぐに効かないというか。それで今度は朝、目が覚めても残って、スッキリしないとか。それから、その日によって効き方が違うとか、なかなかうまくいきませんでした。

今は、眠剤はほとんど飲んでいません。眠れないことよりも起きられないことのほうが怖いのです。一応仕事とかいろいろありますので。

(トータルの睡眠時間は)日によって違うのですけど、3時間ぐらいの日もたまにあるのですけど、だいたいは(トータルで)6〜7時間ぐらい眠れていると思います。」

Q.長くてどれぐらい眠り続けることがあるのでしょうか

「40時間。夜寝て、次の日はずうっと寝ていて、その次の日の夕方に起きるみたいな。そして夜また寝るという感じ。突然(そう)なるのですけれども、少なくとも月に1回で、多い時は週に1〜2回あります。

でも、病は気からなのか、起きられなくて仕事をすっぽかしたことは一度もないのです。明日は絶対起きなきゃいけないと思うと早く目が覚めてしまいます。」

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