統合失調症と向き合う

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ちあきさん
ちあきさん
1971年生まれの44歳(収録時)。中学生の頃に兆候が出て、高校入学直後に引きこもりとなり、中退し、精神科を受診する。大検を取得し、通信制大学に入学。卒業後、就職するが長く続かず職を転々とする。現在は、週1~2回作業所や地域生活支援センターに通っている。通院は3週間に1回。現在は、グループホームで一人暮らし。
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5安定について
Q.症状や生活が安定してきたなと思えたのはいつ頃ですか

「安定してきたのは、ここ半年くらいです。少し自信がついてきたのですけれども、やはりここ最近は、1か月ぐらいは人間関係でちょっと行き詰まってしまって、また不安定になったのですけれども、前みたいなすごく大きな変化というのはなかったと思います。

そうですね、私は統合失調症以外に強迫性障害も持っているのですけども、グループホームの職員さんが一緒にいろいろ考えてくださって、症状が落ち着いてきたことがあります。あと精神薬、統合失調症の(薬を)飲んでいて落ち着いてきたということもあります。

グループホームですけれども、一人暮らしをして自信が出てきたということもあるとは思うのですね。あとやはり薬も自分に合ったのが出てきたということがあったと思います。そうですね、薬もいろいろ変えていったので……。」

Q.現在、飲んでいる薬を教えてください

「現在はエビリファイルボックステグレトールタスモリンなどです。

(以前は)レキソタンとかそんな感じだったと思いますけれども。憶えている限りでは、(抗精神病薬は)なかったと思うのですが、はい。」

エビリファイ(アリピプラゾール):非定型抗精神病薬
ルボックス(フルボキサミンマレイン酸塩):抗うつ薬
テグレトール(カルバマゼピン):気分安定薬
タスモリン(ビペリデン):抗パーキンソン病薬
レキソタン(ブロマゼパム):抗不安薬

Q.薬の副作用を経験したことはありますか

「あります。現在は、副作用止めを飲んでいるので、主には出ていないのですけれども。でも時々やはり眼球上転というか、しかかることはあります。

昔は、体がこわばったり、勝手に動いたり、やはり眼球上転もありましたし。あと(薬を)飲み過ぎたために、逆に、何もやる気が起きなかったり、ボーッとしているのが見てわかるという感じとか……、まあいろいろなものがありました。

(以前は今と)同じ薬ではなかったです。もっと多かったので、とても。倍以上は余裕であったと思います。とにかくだるさと、朝起きられないということがあったので、『減らしたいなあ』と思っていました。

(それから)体重増加が……、最大35キロ増えたのです。それは辛かったですね。あとやたらと喉が渇くとか、やはりそういうものはありましたね。(それは)割と最近ですね。どの薬だったかなあ、憶えていないのです。ごめんなさい。

頑張りました。薬を減らしたら自然に痩せていって、安心して食べたらまた太っていって。やっと最近ダイエットに目覚めて今年からダイエットしてという感じです。でもまだまだ太っているので、やはりそれはコンプレックスなので痩せたいです。

ただ良かったのは、私の主治医の先生は、自分で決めさせていただけるというか。すごく話し合って『(薬を)減らしていきたい』という気持ちを尊重してくれる先生だったので、ここまで減らせたのだと思います。」

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