統合失調症と向き合う

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ちあきさん
ちあきさん
1971年生まれの44歳(収録時)。中学生の頃に兆候が出て、高校入学直後に引きこもりとなり、中退し、精神科を受診する。大検を取得し、通信制大学に入学。卒業後、就職するが長く続かず職を転々とする。現在は、週1~2回作業所や地域生活支援センターに通っている。通院は3週間に1回。現在は、グループホームで一人暮らし。
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8いちばん辛かった時
Q.今まででいちばん辛かったのはいつ頃ですか

「そうですねえ、病気というか治療法が分からないというか、はっきり統合失調症と分かるまでは、すごく病院も転々としていたし。なぜこんなにイライラするのだろう、なぜ起きられないのだろう、なぜこんなにやる気がないのだろう、そういった時にやはり死にたいとか思ったりしていた時が、辛かった時期ではあります。」

Q.辛い思いをしている時にあなたを支えたものは?

「うーん、特にはなかったですけど、自分の未来を信じられるようにしたというところですかね。でもやはり死にたいなという気持ちはありましたけど、『それでも生き残っちゃって、生きているんだから』というところはありました。『生きなきゃいけない』とまでは言い切れないのですけど、『とりあえずもうちょっとだけ』と思っていました。

そうですねえ、まあ落ち着いてはいないですけど、いろいろありますけど。でも、そうですね、少し心が安定してくるということがあるのかなというのはずっと疑問だったので、少しだけ信じられるようになりました、それは。」

Q.雑誌の読者ライターをしているそうですがいつから始めたのですか

「平成27年の9月か10月頃です。そういうものがあるということは知っていたのですが、どうやって応募していいのかがよく分からなくて。で、たまたま(雑誌の)表紙モデルのほうには、ずっと応募していたので、それで(モデルに)なれた時に、担当の方にお聞きしました。」

Q.その雑誌はどこで知ったのでしょうか

「たしかグループホームのみんなの集まる所です。分かりやすくて楽しい本だなあと思いました。あとすごく当事者の方が積極的に出てきていたので、読みやすいなあとは思いました。

とても役に立ちます。逆に前向きな記事もいいのですけども、すごく悩んでいたり苦しんでいるというのがすごく共感できるので、そういった記事もすごく感銘を受けます。あと、何気ないことも、『あ、そうだね、そうだね』という感じで読めて、とてもいいと思います。」

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