統合失調症と向き合う

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大竹真人さん
大竹真人さん
(おおたけ まさと)
1981年(昭和56年)生まれの36歳(収録時)。大学を卒業して社会人1年生の22歳の時に、発症。現在は、週5日午前10時〜午後2時までパートとして働いている。4年前にピアノを習うようになり、以来、ピアノ演奏がこころの拠り所になっているという。
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4現在の症状
Q.現在の症状は安定していると思いますか

「体調としては、まあ、良いほうだと思うのですよ。入院する前、まあ、病気が発症していた時期は、規則正しい生活が送れていなかったと思うのですよ。夜中に起きたり、朝までずっと寝坊しっぱなしとか。でも、今は、仕事もしていますし、規則正しい生活ができているので、比較的体調の波は安定しているのかなという気はしますね。

(以前は)眠れないことはありましたね、やはり、不安で。不安で眠れないですね。ま……、上手く言いにくいのですけど、寝てしまったらもう起きられないのではないかという不安が、その時はあって。このまま死ぬのではないかなとか、そういった不安もありましたね。」

Q.症状が安定したと思うようになったのはいつ頃からですか

「そうですね、やはりピアノに出会った4年前からですね。ピアノに出会わなかったら、はっきり言ってここまで良くなったとは思えないですね。

昔からピアノをやりたいなと思っていたのですけれども、家庭の事情で家にピアノが置けなかったのですね。大人になって、『このまま、やりたいことをやれない人生でいいのだろうか』と思い始めた時に、電子ピアノでもいいから買おうと思ったのですよね、その時、一念発起して。

で、買ったのですよ、自分のお金で。ピアノがある生活になって、自分でレッスンも通い始めて、自分でピアノを練習して。自分で能動的に何かやることというのは、やはり、なかなか今までなかったのですね。ピアノに出会ってから、あれもしたい、これもしたいと思い始めるようになって。やはり、ピアノのお陰でいろんな人生、きっかけというか、前向きになれたのですよね。ピアノに出会って本当に良かったなと思っています。

子どもの頃からゲームが大好きだったのです、ファミコンとか。そのファミコン、ゲーム音楽を、ピアノで弾けたらかっこいいなとずっと思っていたのですね、子どもの頃から。それが大人になって、当時31歳だったと記憶しているのですけども、31歳になって、昔の記憶が、ずっと思い続けてきた記憶がぶり返してきたというか、『このままじゃ終われないな、なんかピアノやりたいな』とか思い始めて。で、本当に、すぐピアノを購入して、すぐ先生を見つけて習い始めました。」

Q.ピアノと生活の安定との関連は?

「ピアノはやはり練習しないと上手くならないので、いつ練習しようというのは日頃のスケジュールに組み込んでいるのですね。

で、ピアノの練習をする時間は必ずピアノを練習するようにしていて。ピアノを練習する時間は、体調が悪いとか言っていられないので、そのためにやはり規則正しい生活をしようという気になって、睡眠をちゃんと取るとか、栄養をちゃんと摂るとか気をつけることができたので……。」

Q.服薬している薬を教えてください

「薬は、今、インヴェガという薬と、レキソタンという不安止めの薬の2つを飲んでいます。そうですね、まあ、若干、手が震えるとか、ろれつが回らなくなるという副作用はあるのですけれども、そこまで気にはならないかなという感じですね。

(薬は)変わりましたね。初めはセレネースという統合失調症の薬を飲んでいて、その後にジプレキサという薬に変わって。その次にインヴェガになったのですけれども、インヴェガは、自分には合っている薬だと思うので、毎日ずっとこのまま続けていこうと思っています。」

インヴェガ(パリペリドン):非定型抗精神病薬
レキソタン(ブロマゼパム):抗不安薬
セレネース(ハロペリドール):定型抗精神病薬
ジプレキサ(オランザピン):非定型抗精神病薬

Q.症状が悪化した場合どのように対処していますか

「今現在ということですか?対処のしようがないですね、その時は。

今は、まあ落ち着いているのですけれども、対処していることというか……、気をつけていることは、まず規則正しい生活を送るということと、あと、栄養ですよね。食事をきちんと摂るということ。あとは趣味を持つこと。あとは人とつながること。ま、いろいろな話がありますけど、その4つぐらいが重要かなという気はしますね。」

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