統合失調症と向き合う

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大竹真人さん
大竹真人さん
(おおたけ まさと)
1981年(昭和56年)生まれの36歳(収録時)。大学を卒業して社会人1年生の22歳の時に、発症。現在は、週5日午前10時〜午後2時までパートとして働いている。4年前にピアノを習うようになり、以来、ピアノ演奏がこころの拠り所になっているという。
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8回りの人との関係について
Q.ご家族との関係は?

「そうですね、父がちょっと厳しい人だったので、割と叱責されることが多かったのですけれども。ま、父もある程度年を取ってきて、丸くなってきて、私に対する接し方も比較的落ち着きが出てきたのも大きかったので……。接し方ということで言えばよく……近すぎず離れすぎず、適度な接し方をしてくれたと思いますね。

母はすごく優しい人なのですけど、父がちょっと厳しい人で。ま、たぶん理解はしてくれていると思うのですけど、口調的にちょっと厳しいので、なかなか父とは接しづらいなということはあったのですけども、今は大丈夫ですね。」

Q.友人や仲間との付き合いで気をつけていることは?

「今でも、『自分って嫌われてるんじゃないか』とか思うことが、やはりあって。その時に、『私のこと嫌ってんの?』と言いたいこともあるのですけど、それは言わないようにしようと……。

精神障害者って白黒つけたがるところがあるというか、好きなのか嫌っているのか、例えば0か100かとか、オールorナッシングとかという考え方に囚われてしまうのですね。そういったことは、やはり人付き合いをする上では、無いほうがいいと思っているのですね。

そうですね、こういう言い方はちょっと失礼というか、上手く言えないのですけど、グレーな部分というのはやはりあると思うので。その灰色な部分にも真実はあると思っていて、そこも大切にしようと思って、例えば白か黒かはっきりつけないで、グレーな部分を大切にしようと思うようになりましたね。(そう思う)きっかけというか……、白黒をはっきりつけ過ぎて、仲間から嫌われてしまったことが過去にあったので。

今もそうなのですけど、やはり自分に自信が無いところがあって。自分の自信の無さが、人付き合いする上でもちょっとマイナスに働いている部分もあると思うので、まあそれを隠すと言ったら変になるのですけど、いかに自信の無さを上手く利用して、自分に元気を与えていけるかどうかというのは、ちょっと注意しているところですね。

(ピアノで受賞したのは)自信になりますよね、やはり、ね。」

Q.主治医から言われて役立ったことや嬉しかったことは?

「主治医と話していて、心に残ったことがあまりないのですけども、それはたぶん、居心地がいいから、すぐに水に流してしまって、まあ、いつもスッキリできるので、それで記憶に残っていないと思うのですけども。なので、嫌なことは無くて、ほんとに良いことだと思います。

(話は)しやすい先生ですね。先ほど、ジプレキサを飲んでいたという話をしましたけども、それがちょっと自分には合わない薬だと思っていて。副作用で若干太ってしまったことがあるので、『ちょっと太ってしまったのでこの薬止めたいんですけど』と主治医に話したら、『じゃ、今、新薬が出ているからそれをちょっと試してみようか』という話になって。で、その薬をずっと今飲んでいるという状況なので、ま、主治医は話しやすいですし、薬のこともちゃんと相談に乗ってくれるので、良い先生だなぁと思いますね。」

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