統合失調症と向き合う

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大竹真人さん
大竹真人さん
(おおたけ まさと)
1981年(昭和56年)生まれの36歳(収録時)。大学を卒業して社会人1年生の22歳の時に、発症。現在は、週5日午前10時〜午後2時までパートとして働いている。4年前にピアノを習うようになり、以来、ピアノ演奏がこころの拠り所になっているという。
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11メッセージ
Q.同じ病の方へメッセージをお願いします

「手帳も持っているので、自分は障害者だという認識はあるのですけども、日常生活を送るにあたって障害者というふうに考えることはあまりないかなぁとは思うのですけどね。

引きこもりされる方は私もそうだったのですけども、自分に自信がないところがやはりあると思うのですね。先ほどお話しましたけども、何か1つでもいいから、自分に自信を持てるようなことを持って欲しいのですよ。私はピアノだったのですけども、このことだったら誰よりも詳しいとか、この特技だったら誰にも負けないとか、これだったら熱中できるとか、そういったこと、1つでもいいから持てば、そこから何か発展していって、これもできるようになったとか。

これもやってみたいなとか、そういった方向性が広がると思うのですね、1つのことから。そうしたら、世界が広がっていって、人生も変わっていくと思うのですね。なので、精神障害者、引きこもりの方、どうしていいか分からない方、怖い方で不安に思っている方、自分に自信を持てること、なにか1つ持ってくださいと言いたいですね。

何か1つのきっかけがあればと話しましたけど、1つのきっかけを始めるために、若干、お金が必要ということも、もしかしたらあると思うのですよ、人生。なので、やはり働くことは非常に重要だなと思うのですね。で、社会生活、社会との接点を持つことは、その人に、当事者にとってもやはりプラスになると思うし。

もし今働いていない方がいらっしゃっていて、将来働きたいなと思うのであれば、働く上でどうしたらいいかということをまず自分で考えていただいて。で、規則正しい生活を送れるようになりたいとか、その社会生活を送る上にあたって、こうなりたいと明確に目標を持っていただいて、今から始めて欲しいのですね、働く上で必要なことを得るためにどうすればいいかということを。

で、働きたくないという方が、もしかしたらいらっしゃると思うのですけども、そういった方もいいと思うのですけど、やはり、働きたいなと思っているのであれば、将来働いていく上で、今、どうすれば自分にとってベストなのか、どうすれば今後働いていけるのかということを自分なりに考えていただいて。でー、それを、考えたアイデアというものを自分で実行していただいて、将来働いていただきたいなと思いますね。上手く言えないです。上手く言えているのか自信ないですけどね。」

Q.自分を知って欲しいと思えるようになるまでに時間がかかりましたか

「そうですね。(私は)10年ぐらいですかね。やはり、(発症が)特に20代だったので、20代を棒に振ってしまったと言えるのかもしれないですし。でも、その棒に振った時期があったから、今こうしてピアノが弾けて、仕事もできてということがあるので、決して無駄ではなかったと思いたいのですよね。少しでも前向きに捉えたいので、私。なので、過去に不運な出来事があったにしても、それがきっかけで、今、前を向いていけるのだというふうに思いたいので。」

Q.医療者へメッセージがあれば

「今、折り合いがついている病院なので、何かして欲しいということはあまりないのかもしれないんですけれども、やはり先ほども言いましたように、あきらめないで欲しいということはあるのですね。どんなに当事者が落ち込んでいても、あるいは病状が悪化していても、決してあきらめずに、当事者が前を向いていけるように努力して欲しいということはありますね。」

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