統合失調症と向き合う

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東北ニートさん
東北ニートさん
(仮名希望)
1978年(昭和53年)生まれの40歳(収録時)。大学卒業後、公務員として働いたが、25歳の時に「うつ」状態となり、母親に連れられて受診。その後、精神科病院をいくつか転院し、28歳頃に病名を知る。通院しながら働いていたが、休職を繰り返し、退職。現在は、自分なりの学習方法でいろいろな資格試験に挑戦中。
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8情報収集
Q.病気についての情報の入手方法は?

「基本的には、本屋さんで統合失調症に関する本を買って来て、自分で読んでということが基本で、読み終わった本は家族にも勧めて読んでもらうようにしていました。5〜6冊は買ったと思いますね。」

Q.誰からの情報が役に立ちましたか

「そうですね、就労支援をやっている人からいろいろ聞いた情報的なことは役に立ったかなということはありますけど、あとは特にはないと思いますね。

本の紹介をしてくれたのはネットの友達なのですよね。Facebookとかmixiとかブログとかですね。お互いにコメントをつけ合ったり、そういう関係の人から。その人はブログのつながりの友達だったのですけども。そうですね、(その人も)統合失調症だと言っていましたね。

その人も市役所の税務課とかに勤めているような人らしくて。ま、近いから、いろいろ良いかなと思って聞いてみたりしていたのですけども。そしたら本を教えてくれて。『精神科養生のコツ』(神田橋條治、岩崎学術出版社)という本ですね。

いちばん役に立ったというか納得いったのは、体とか自分の精神とかに気持ちの良いことをすると療養に向かうというのですよね、この先生が。だから自分のやりたいことをどんどんやったほうがいいよということがいちばん良かったというか、それを知れて良かったなと。

どちらかと言うと、年金とかをもらっていると、『あれやっちゃいけないんじゃないか、これやっちゃいけないんじゃないか』とかいう(思う)ことがあったりしますけど。そういうことではなくて、やはり自分がやりたいことをやるということが、いちばん快方に向かうのだということのようなので、それがいちばん役に立ったと思いますね。

そうですね。基本的には嫌なことはやらないし、ピアノを弾いたり、資格勉強もこれは楽しくてやっているのでね。あとは、スロットとか結構好きなので。まあ、千円しかやらないですけど。当たったりしますね。楽しいですね、やはり当たるとね。普通の人はその当たった分をもう1回投資して、また更に増やすということをやるのですけど、私は1回当たったらそこでやめてしまうのですね。」

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