統合失調症と向き合う

体験者の声 医療者・支援者の声 家族の声 私たちの活動紹介 イベント おしらせ
丸子慎平さん
丸子慎平さん
(まるこ しんぺい)
1970年(昭和45年)生まれの47歳(収録時)。20代後半、アメリカの大学に留学中に発症し入院。その後、日本に戻り、精神科を受診する。現在は就労継続支援B型事業所でさまざまな業務に携わっている。
movieImage
<< 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  >>
6いちばん辛かったこと
Q.今までの人生でいちばん辛かったのは?

「やはり先ほど述べたように、デイケアの待ちの時期に作業所に行って、そこの環境というか、こんな薄暗いところで石けんを作っているの?とか。ま、ここの事業所も狭くて、今、僕がアメリカで病気して帰ってきてここに来たら『えー!』みたいに思うかもしれないですけども。いろいろ思いますね、やはりね。

何て言うか、あまり病気で辛いなぁということはなく。ま、病気だから社会生活を送れなくなるということはありましたけども、本人の問題としては、そんなにしっかり仕事をしている訳じゃなかったら、少々おかしくてもいいかなみたいなことも思いますので。

病気をして、どういう状況に陥ったかというのは、今でも、100%満足しているわけではないですけども、これはこれで受け入れて。事業所も、4年前から比べたら前進していますし。初め、何にもないところから始まりましたから、それに比べれば、それなりに意味のある人生なのかなぁと思いますけども。」

Q.今、あなたを支えているものやこと、人は?

「活動みたいものもありますし……。まあ、僕、映画が好きなので、たまに2作品、アメリカの映画で『クラウドアトラス』という輪廻転生みたいな映画とか、『インター・ステラー』といって宇宙にも別の生き方があるみたいな、そういうものから死生観みたいなものを受けて。

たまにそういうものを観ると、自分はバリバリやっても全然足元にも及ばないなと思うけど、そうやって、前を歩いている人がいるんだなぁと思うのが励みになります。」

Q.病気になったことで生活スタイルはどのように変わりましたか

「こうなっても結構学ぶことはありますけどね、いろいろ。さっきお金の問題が厳しいとか言いましたけど、母親と割かし仲が良くて、2008年から2年に一度海外に行っています。結構行っていますよ、母親のお金で(笑)。

母親は、結構高齢なので、添乗員さんの話とかをまったく聞かないですけども、写真を撮ったりして、最後にフォトブックみたいなものを作ったり、それなりに……。だから、病気をしたら閉じこもり気味とかそういうイメージを持つかもしれないですけど、病気をしてからも出て、当事者の人を勇気づけられればいいかなぁと。SNSとかでそういう写真を上げたりして、まだまだ(外に)出られるんだよみたいな、そういうことは意味があるのかなぁと思っています。」

<< 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  >>