第2部
●当事者が地域で暮らせるために必要なもの

「環境整備が急務だなと思っています。今は、やっぱりメンタルの病気というのは理解されていないことが多いように感じていますので、もっと社会の理解が進んで知識を得られるようになって精神障害者が特別な目で見られないような環境になるといいなあと思います。

経済面で安定しているということがとても大切なので、仕事があることが大切だなと思います。体調変化に合わせて、急に働けなくなるということもありますので、その時には例えばすぐに生活保護を受けられるなど、福祉がフレキシブルに対応していただけるようになるといいなあと思います。

会社に行けないような場合、働けない場合にちゃんと居場所があるということが大事です。今は、地域支援センターなどもありますけれども数が少ないですので、1箇所相性が合わなかったらもう行けなくて、結局家に引きこもりというふうになってしまっているので、もしAの作業所がだめでもBに行けるとか、居場所がある状況になるといいなあと思います。」

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