統合失調症と向き合う

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コラム「なぞを追う」 夏苅郁子さん

第3回 才能は、天下の回りもの?(前編)

プレゼンテーションの力

2020年、東京でオリンピックが開催されることになりました。

東京決定の原動力となったのは、最終のプレゼンテーション(以下、プレゼン)の力だったと報道されました。

改めて、人の気持ちは人の言葉に大きく影響されることを実感しました。

さて、昨今のテレビには「見るのは、時間の無駄」と思えるような番組しかないと嘆いていますが、「これは、見て得した」と思う番組もあります。TEDという海外番組がその一つです。

TEDは、さまざまな分野・立場・経歴の人が、自身のアイディア・プランを聴衆に訴え説得する番組なのですが、訴える方法は実に多様です。何十枚ものスライドを駆使して、科学的根拠に基づき理論的に説得する人がいるかと思うと、自分の経験1つを引っ提げて自分の表情と言葉だけで、聞く人を話に引きずり込んでしまい、「この人、何者?」と思いたくなるプレゼンもあります。

NHKスーパープレゼンテーション