「最初は小学校3年の3学期に不登校になって、小学校4年のときに担任の先生の知り合いの方が国府台病院を知っていて、その知り合いの人からの紹介で国府台病院を紹介されて、家族と一緒に児童精神科に(行きました)。そのときは病気で児童精神科に行ったんではなくて、不登校でどうしたらいいのかっていうので行きました。(不登校は)いじめが原因ですね。そうですね、体中、傷だらけにされて・・・。
病院は、定期的に通って、薬を飲んでるわけじゃないんですけど、不登校だったんで、担当の人とバドミントンやったりとか、いろいろ楽しいことをやっていました。小学校6年から中学校2年と3年に、病院の中にある院内小学校と院内中学校に行って、そのときも、行くときもあれば休むときもあったりで、ま、引きこもることもあったりして、それでも卒業はできました。」
「16か17歳のときに、はじめ強迫神経症でした。そうですねえ、なんか潔癖症が、度が過ぎるぐらいになっちゃって、それが強迫的な感じで。うーん、なかなか昔のことだから、思い出すのもたいへんなんですけど。
そのときに薬をもらったんです。薬を飲んで、しばらくたったらそういう症状は治まってきて、だいぶ良くなってきてました。18歳の頃に、まだそのときも引きこもっていたりとか、仕事にも就いてなくて、高校にも行ってなくて、それでどうしたらいいのかっていうので、不登校とか引きこもりの人たちの集まりのアトリエUというところに、そこが居場所みたいな感じで18歳ぐらいから20歳ちょっとすぎぐらいまで通っていました。」
「(統合失調症と診断されたのは)22歳のときです。それは、自分自身では分からなくて、父親母親が私の行動を見て、妄想とか幻聴とかがひどいっていうので、やっぱりこれは統合失調症の症状だっていうのが分かっていて、その頃はまだ児童精神科だったんですが、児童精神科の担当の医師にうちの親が何度も『統合失調症だと思うんですけど』っていうふうに訴えても、全然『違う、違う』って病気を認めてくれなくて、手紙まで書いて、それでやっと先生に受け入れてもらえたって感じでした。児童精神科の先生に言われたんじゃなくて、入院直前に統合失調症ですって、言われました。」
「入院直前に、『あなたは統合失調症です』って言われて、なんなのその病気、って感じでしたね。病気のことについてぜんぜん知らなかったので…。あとから自分でインターネットとかで調べたりして、どういう病気なのかが分かってきましたね。結構病歴長いんで、昔のこと思い出すのは大変なんですけど(笑い)。」