統合失調症と向き合う

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無・晋耀湖さん
無・晋耀湖さん
(む・しんようすい)
昭和29年生まれの58歳(収録時)。15歳で大工の修行に出て、いくつかの場所を転々とする。26歳の時に症状が現れ、30歳頃に精神科を受診。現在自分に合う薬と巡り会い、病状が回復。それまで絵心などまったくなかったが、窓から見た雪風景の美しさに驚き、思わず絵を描いたという。以降、作業療法などに前向きに取り組んでいる。収録時は入院中であったが、近い将来グループホームでの生活を計画中。
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5今後の予定
Q.今は入院中ですが、今後の予定は?

「今は、グループホームへ行こうかなぁ、行きたいなぁとは思っているけど。先生も勧めてくれているし。いつになるかまだ分からないけど。(グループホームで)また違った世界で自由に生きられるんじゃないかなぁと思っています。

(家族は)電話連絡だけですね、今は。兄がいますので連絡して、グループホームにだったら良いと言ってくれますので、正直安心しております。」

Q.グループホームに移るために準備していることはありますか

「まだ、別にこれといって無いけど、やっぱりOT・作業療法では鋸(のこ)やったり、いろいろ…、ウォーキングとかもありますので、なるべく体を動かせるようにしています。」

Q.グループホームでの生活に対して不安などはないですか

「情報が回っているだろうから良いと思うんですけどね、ある程度は。その場合は、周りの人も気を遣ってくれるだろうし、そういうところがあると思うので、そこは心配ないです。」

Q.今、気になっていることはありますか

「がんになったらどうしようかなぁ、病気になったらどうしようかなと…。病気になったら、他の病気になったらと思ったらね…、看てくれる人もいないし、それがいちばん厄介ですね。困ることですね。家族は兄とかいるけど、看てくれるような人はいないからね。それと親もいないし。家族、うーん、兄とかに頼るわけにいかないしね。

やっぱりそれは福祉に頼むしかないなぁとは思っていますけどね。お願いするしかないです。なんとかお願いします、福祉の方へ。」

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