「(入院期間は)1年ぐらいですね。だいたい作業療法という形で園芸とか農耕とか、例えば手工芸の作業部門があって、私の場合は医療機関の畑の草むしりをやったり、腐葉土ってございますよね。あれを積み上げていったりとか、踏んづけていって落ち葉踏みとか、お花を育てるそういった治療みたいな形をやらせていただいていました。
お薬は(今まで)4人医師が変わりましたんで。そのときはそのつどそのつど先生によって、その(薬の)出し方が違うと。現在に至る服薬をさせていただいたときに、まあこれならもう安定して(自分に)合ってる薬を出してくれる先生だなと思いました。」
「(退院後)だいたい半年ですね。もう家でびくびくびくびく幻聴とか妄想がね、動いているものがみんな怖くなっちゃったりというような症状が出て、『これお母さん完全に治っていないから、ちょっと病院、医療機関に連れて行ってくれない?』って言ったときに、『じゃあ、一緒にお母さんついていってあげるから、お父さんと一緒に3人で連れていってあげるから、もう一度入院させてもらうように医師の先生にかけあってみるから』っていう形で、それでまた入院しました。」
「例えば、グランドがありましてね、うちの医療機関に。それでソフトボールチームとか軽運動とか、例えば身体を動かすのが嫌な人だったら手先の作業の仕事とか、それとあとはお散歩。医療機関の駅の周辺までみんなで歩いて(いく)散歩グループがあったり。僕の場合は散歩専門でしたけど歩くのが好きでしたから。そういった形の治療を受けていました。
(入院期間は)だいたい4年ですね。それからずっと病院生活でした。最初、閉鎖病棟に3か月ちょっといて、病状が安定してきたなってそれで開放病棟に移されて、というような感じですね。
『そろそろ渥美くんデイケアに出たらどうお?』って医師の先生におっしゃられたんで。でテストケースみたいな形で、病棟からデイケアに通う練習したらどうだとか、例えば外泊中にデイケアに寄ってまたデイケアの中の治療を受けたほうがいいよとかっていって、2か月その繰り返しで、退院に至ったというような形ですね。」
「そのあと(退院後)はデイケアにずっと10年、通っていました。通っています、今でも。 週に2、3回ですね。月水金ですけど。
もうきちっとしたお薬の調合をしていただいたのでね。医師の先生によって薬の出し方の癖ってあるじゃないですか、こういった薬とかって。うちは先生によって薬の出し方のタイプは違うと思うんですよね。それで、現在に至った今の薬が僕にちょうど合って、ずっと10年間ちょっと安定していますんでね。まあ、デイケアに通わしていただいているときに。」
「副作用止め、抗精神病薬(非定型抗精神病薬)とか飲んでいますね。まだそれしかまだわかんないですけど。自分自身の認識(は)、ただ飲んでいるっていう感じですけど。だいたい朝2錠、昼2錠、夕3錠、寝る前の薬が(睡眠)誘導剤ですね。
今は安定していますんでね。やっぱり薬が合わなかったときが、合わないなあ、また新しい先生が来たら合わないんじゃないかなあとか、そういったことで嫌になったときってありましたけど。」