「14年前後(前)から、ハローワークに行き始めました。病気のことをオープンで。言ったほうがいいと思ったのでオープンにしてハローワークに行きましたね。
(仕事は)なかなかなかったです、正直言ってね。やっぱり不況だったせいもあるかもしれませんけどね、ましてこういう病気になった人ですから、なかなかなかったんですよ。で、根気よく毎日毎日ハローワークに行って、なんとか紹介していただいて、縁があって就職いたしました。
半年ぐらいずっと通っていました、ハローワークにずっと毎日毎日。やっと決まったもので、ほっとしていますよ。やっぱりね、決してあきらめずに毎日毎日ハローワークに足を運んでいたもので、その熱心さが認められたせいもあるかも分かりませんけど、担当者から。『じゃあ紹介してあげる』というふうに言われたので、紹介してもらって、今のところに、8年目なんですけどね、ずっといます。」
「やっぱり同僚とか先輩に、毎日挨拶をするということと、話し合って、意思の疎通を図ろうということをしていますね、僕は。あとは休憩時間等には、世間話というのもしていますね。そしたら仲間に加わっていきますから。
老人ホームでは、(精神障害者は)2人いますね、僕の他に1人。もう1人は、最近会ったんですけどね。社会適応訓練の人が、最近入って…。ま、パートは僕1人ですね。あとはみんな健常者です。
入社した時は、なんか変な悪口を言われたんですよね。馬鹿が来たなと思っていたらしくてね。でも僕は、結構仕事ができたものですから打ち解けちゃって、友人として認めてくれて、現在はそんなことはまったくないですね。ほんとにね。今は、健常者以上に仕事をやっていますから。
(最初は)辛かったけどね。ま、我慢していました。正直言って。我慢我慢。僕は、割と我慢強いものですから、ほんとにね。」