統合失調症と向き合う

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辰村泰治さん
三浦紀代子さん
(みうら きよこ)
昭和29年(1954年)生まれ、57歳。辛い結婚生活などを経験し、23歳の時に症状が出て精神科を受診。38歳から7年間入院し、現在は、アパートで一人暮らしをしている。週5日作業所のリサイクルショップに勤務。同居はしていないが、息子1人と娘1人がいる。
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1普段の生活について
Q.現在の生活状況を教えてください

「今は、週5回、作業所(のリサイクルショップ)で働く生活をしています。その日によって違いますけども、火曜日は10時から13時15分まで、水曜日は午後の1時15分から3時半まで、水曜日は裂(さ)き織りをやっています。そして、終わったら30分だけ店番をやっています。木曜日は10時から(午後)4時まで、金曜日は10時から12時15分まで働いています。土曜日は10時から12時まで働いていて、土曜日はミーティングだけ出ています。

リサイクルショップでは、お客さまから寄付でいただいたものを、売れるものと売れないものとに仕分けています。売れるものは値段をつけて販売しています。少しシミとか、食器だったら汚れているものは洗ったり、洗濯したりして、売れるものは売っています。毛糸とか洋服とかで売れないものがあった場合は、加工して店で売っています。洋服は、綿類などは裂き織りにしたりウエス(台所用雑巾)にしたりして売っています。

裂き織りというのは、昔のはた織りで、布を切って一本の糸みたいにして、それを織って、加工して売っています。毛糸の余ったのは、毛糸たわしにしたりマフラーにしたりショールにして売っています。」

作業所:「共同作業所」、「地域作業所」、「小規模作業所」と呼ばれ、障害のある方が社会復帰を目指し、活動するところ。作業所では、簡単な内職作業や軽作業(弁当・菓子・手芸品などを作る)をしたり、自分達が作った商品の販売を行うことで、自立に役立つノウハウを身につけていく。賃金を受け取ることで、働くことへの充実感が得られるメリットもある。
裂き織り:古い布や着物などを切って糸状にし、それを横糸にして織って新しい布を作る。

Q.仕事のない日はどうしていますか

「病院に行ったり、友達の家に遊びに行ったり、洗濯したり、あと教会に行ったりしています。」

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