「23歳の時に、お産したあとに、夫婦喧嘩をして、離婚を決意した時に、涙が止まらないという症状と、それから近所の親戚からの虐待というのがあって、姉夫婦にA病院に連れていかれたのが初めてです。それで、23歳から28歳頃まで、そこの病院に通院していました。
それが、涙が出ると言っても尋常じゃないの、止まらないの。涙が枯れて、目が腫れて、痛くても涙が出て…。
(病名は)被害妄想。ほんとにあったんだけども、どういうわけか被害妄想という名前をいただきました。1日1回、夜寝る時だけ飲むお薬で、それを飲むとぐっすり眠れました。
次に、28歳か29歳頃から、今度は、近くのB病院に移りました。(B病院では)病名は聞かされていませんから分かりませんけれども、3か月にいっぺん飲んでいる薬が効いているか効いていないかの検査はありました。その時も、夜1回飲む薬でした。夜飲むと、もうぐっすり朝まで寝ているという感じの薬でした。
37歳まで、その薬をずっと飲んで通院していましたけれども、息子の進学と同時に田舎から出てきて、1年間薬を飲んでいませんでした。でも、38歳の時に、息子の家庭内暴力を契機に、第三者の介入で病院に入院する羽目になりました。」
「調べたというよりも、うちの母はリンゴ農家だったので、そのA病院のほうによく商いに行っていたから、そういう病院があると聞いて知ってました。そしてB病院は、親戚の人がやっていたから、どういう人が入っているかは知っていました。
でも、自分で希望して行くのだったら分かるけども、自分中心じゃなかったから、どっち(の病院)もね。でも、B病院だけは、(病院を)移りますよという時は、A病院が遠いところだったから、近くになるというので喜んで行きましたけどね。しかも親戚のところだったから、自分で喜んで行って…。でも、A病院でも、そこに行ったら、自分でその土地の楽しみ方を見つけて通っていました。何を楽しんでいたかというと、画廊喫茶に行って、画廊に寄って、一息つくというのを楽しみにしていました。」