3精神科受診後の生活について
Q.精神科を受診したあとはどういう生活でしたか
「学校退学という形で、実家に帰ったのですけど、それからはずっと部屋に引きこもって、何も食べず、ただ寝たきりで泣いていましたね、毎日。
やっぱり私がいると、やっかい。みんなに迷惑をかけるし、自分はもう生きていても意味がないというか、価値がないだろうなあと思うし、みんなを傷つけるし。やっぱり家にいるともうだめになるんですよ。もうだめな人間だと思って…。
それが、2か月ぐらい家に引きこもって、そのあと、父の友達のいる北海道に行って、4か月間ぐらい引きこもっていました、その人の家に。やっぱり、もう親がお手上げだったんでしょうね。もう、どうすることもできないみたいな…。」
Q.北海道で病院には行きましたか
「(病院には)行っていなかったです。もうその時は、死ぬことばっかり。どうやって死んだらいいかな、誰にも迷惑かけずみたいな、『死にたい、死にたい』という(ことばかり)…。
そのあとは一応、少しずつ元気になって、親に電話した時に、『働きたい』と言ったんですけど、親は、高校だけは出なさいと。高校を出ればなんとか仕事が見つかるからと言うので、取りあえず(実家に)帰って高校出ようと思いました」。
Q.実家に戻ったあと高校には行ったのですか
「(高校は)通信制です。ま、卒業する前に入院してしまって…。もう、幻聴も聞こえたり、引きこもったりして入院したんですよ、卒業する前に。ですから、先生達のお陰でやっと高校を卒業できたという(感じです)。
卒業したあとは、北海道の“べてる(の家)”に行きました。北海道に行った時の父の友達に紹介してもらって…。」