統合失調症と向き合う

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田村千秋さん
田村千秋さん
(たむら ちあき)
1970年生まれの47歳(収録時)。結婚後、米国人の夫とともにアメリカに渡るが離婚。離婚手続き中に発症し、日本に帰国後、精神科を受診する。デイケアののち就労継続支援B型事業所に通所し、現在は、ピアスタッフとして退院促進などの活動を行っている。
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8福祉サービス
Q.障害年金は?

「いただいています。2級です。親が残してくれた財産もあるので、(不安は)ないけれども障害年金が消えたら怖いなと思う毎日ですね。」

Q.日常的に利用している福祉サービスは?

「ヘルパーさんが来てくださっています。うちは、妹と二人とも病気なので、共倒れにならないように、ヘルパーさんが1週間にいっぺん入ってチェックするという意味で入ってくれています。私達二人の(どちらかが)具合が悪くなったら、ヘルパーさんが見つけてくださって、市役所ですとか保健所ですとか計画相談支援員さんの所に電話がいくようになっています。そうですね、私は掃除をして、妹はお料理を教わっています。

それは、S先生のデイケアの精神保健福祉士さんが、方々に電話をかけてくれて、保健所、市役所、計画相談員、ヘルパーさん、あと訪問看護師さんのチームみたいなものを作ってくれて、その方が。それでつながっているのです、そこは。デイケアのスタッフさんに能力があったので、そういうことを考えてくださったのだと思うのですけど。」

Q.日頃の家事はどうしていますか

「家事は全部妹に任せています。私は介護をしたことによってリカバリーをしたので、役割があるとリカバリーすると信じているので、妹には家事を全部任せて、私は妹に(事業所で)いただいたお金5,000円を毎月あげることにしているのですね。

妹はどこにもつながっていない子なので、家を作業所と私は見ていて、普通の作業所よりはたぶん工賃がいいのではないか、5,000円というのは。それであげています。それはお小遣いで。生活費を妹に任せて、お財布も任せて、すごく工夫していろいろやってくれています。」

Q.妹さんの病状も回復につながっていますか

「そうですねぇ。でも(妹は)やはり幻聴さんとかがするので、テレビを見られなかったり、妹の前では電話でしゃべられないとか、トイレの前でしゃべらないといけないとか、そういう工夫はしないとダメですね。」

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