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5動画でみる内視鏡治療
●ポリペクトミー

「内視鏡治療には大きくわけて、『ポリペクトミー』と『内視鏡的粘膜切除術(EMR)』の2つの方法があります。ポリペクトミーは、きのこ状のポリープの首に特殊なスネアをかけて焼き切るという方法です。

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図1
図1はS状結腸にできたポリープです。このように表面がでこぼこして隆起が認められますが、表面のでこぼこが少しふぞろいな状態なので、腺腫(良性のポリープ)というより、がんを疑います。ただしこの場合の特徴は、茎をもったきのこ状のポリープだということです。一般的に、こういう病変は根っこが粘膜下層に深く入っているということは比較的少ないわけです。茎の部分にスネアという針金をかけて焼き切れば、治療は完了です。」

【動画:ポリペクトミーできのこ状のポリープを焼切る場面】

「実際にその方法を見てみましょう。今スネアが出てきました。茎の部分にこのようにスネアをかけてぎゅっと絞り込んで、電気を流して焼き切っているところです。今、焼き切れました。茎が太い場合には、太い血管が通っている場合もありますので、その場合には止血クリップ、あるいはスネアを(焼き切った茎の部分に)留置してはさんでおくということもありますが、一般的にはこのまま放置しておいて大丈夫です。」

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