統合失調症と向き合う

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東北ニートさん
東北ニートさん
(仮名希望)
1978年(昭和53年)生まれの40歳(収録時)。大学卒業後、公務員として働いたが、25歳の時に「うつ」状態となり、母親に連れられて受診。その後、精神科病院をいくつか転院し、28歳頃に病名を知る。通院しながら働いていたが、休職を繰り返し、退職。現在は、自分なりの学習方法でいろいろな資格試験に挑戦中。
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15現在の状況 [2022年4月]

前回の報告から1年が経ちました。いろいろと変化の多い1年間であったので、再度近況報告させていただきます。

令和3年の8月から10月まで、2ヶ月間精神病院へ入院をしました。
やはり、家で過ごすほうが良いですね。もう入院することがないように、気をつけたいと思います。
たった2ヶ月ですが入院したことにより、自由な生活の大切さというものを改めて実感いたしました。普段の生活を丁寧に大切にしていきたいと思います。

いろいろ事情があって、実家から自立する準備を進めています。公営住宅の募集に応募しています。一番最初の抽選では、なんと18倍の倍率で、公営住宅に入るのも簡単じゃないなあと思いました。

資格関係ですが、前回の近況報告の後にいくつかの資格に合格できました。
 ・一種証券外務員(令和3年5月)
 ・世界遺産検定4級(令和3年7月)
 ・ドローン検定3級(令和3年8月)
 ・仏教検定2級(令和4年1月)
 ・食Proレベル1講習(令和4年2月)
 ・介護職員初任者研修(令和4年3月)
この中で特に印象に残ったのは、介護職員初任者研修でした。リカバリーという考え方がありますが、時期尚早と見送っていては、いつまで経ってもチャンスなんて巡ってこない。今できることを今できるだけの力で、どんどん行動していくことが大事と改めて思いました。
介護スクールのサポートを受けながら、なんとか研修の修了までこぎ着けました。統合失調症をオープンにすれば、助けてくれる人は必ずいます。それを狡いと取られることもしばしばあります。ですが、障がい者がサポートを受けながら目的を達成するのは、悪いことではないと思います。

そして、通信教育関係では、放送大学および放送大学大学院で継続して学んでいました。放送大学は学費が安いことから、精神障がい者の居場所として向いていると思います。
令和4年4月からは武蔵野大学大学院仏教学専攻通信教育課程で科目等履修生をしています。入院したため、仏教学・パーリ語大学の通信教育課程は中退となってしまったのですが、仏教学自体は継続して学んでいます。

文学賞関係は、主にエッセイの賞へ書いて送っていますが、なかなか入賞につながらず。この一年では入賞はゼロでした。ですが、今後も継続して応募していきたい所存です。統合失調症の僕が、健常者と張り合える数少ない分野が、文芸です。体調の良いときに集中して作業すれば良いですね。
仕事に対する意識もだいぶ変わってきました。以前はなんとか仕事をしようとこだわっていましたが、今はそれほどでもありません。仕事以外に打ち込めることを探すのも、生き方ではないでしょうか。僕はいろいろやってみて、最終的に残るものがあればそれに打ち込んでいきたいと思っています。
ただ、Androidのアプリづくりには可能性を感じていて、資格試験の過去問アプリを作成している最中です。

趣味関係は、クラシックギターを新たにはじめました。ギターは退職時に厚生会の割戻金があったので、それで買ったもので、退職して5年経つので、5年間ほったらかしになっていました。それを令和4年の2月から月2回のオンラインレッスンを受けています。
また、この4月から太極拳の教室へ行くことを予定しています。糖尿病も有り、何か継続的なスポーツをする必要があると考えておりました。

最後に「因果応報」という四字熟語について少し書かせてください。良いことをすることと良い結果が出ることの間には、何の関係もありません。悪いことをすることと悪い結果が出ることの間にも、何の関係もありません。良いことをすること、悪いことをすること、良い結果が出ること、悪い結果が出ること、はそれぞれ独立した事象です。だから、僕は別に悪いことはしていませんが、統合失調症という悪い結果が出ました。これは、因果応報という言葉を信じてしまうと、とんでもなく自分を責めてしまうのですね。僕は一人の障がい者として、この因果応報という言葉は信じないことにしています。

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