統合失調症と向き合う

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たっちさん
たっちさん
(たっち)
1963年(昭和38年)生まれ、48歳(収録時)。幻聴が聞こえるなどの症状により、32歳の時に職場の上司の勧めで精神科を受診。入院体験はなし。就労を望むも長期雇用に結びつかなかったが、就労継続支援事業所のサポートを受け、現在は、週5日1日4時間店舗に勤務し、商品出しや接客などに従事している。
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6薬について
Q.現在通院している病院は?

「薬の投薬が増えても治らないことがありましたので、また親戚の知り合いのソーシャルワーカーさんから新しい先生を紹介いただいて、今はそちらのほうに移っております。その前にも何個か病院を受診したのですが、やはり治りませんので、今の所が、一番私には合っていると思います。数は正確には分かりませんが、4つか5つ(目)でしょうか。

(今は)ジプレキサという薬を飲んでおります。今、薬の量を調節しまして、5r(1日)を、夜寝る前に1錠飲んでおります。症状はだいぶ安定しまして、幻聴のほうもかなり減りまして、今は、体調はまずまずです。」

ジプレキサ(オランザピン):非定型抗精神病薬

Q.薬の副作用はいかがですか

「量を多く飲んだ時に、だるくなったり、少し眠気が出たり、それで服薬を中止した時がありまして、その時に体の痛みが出たりしました。血液検査をした時に、薬の、ある数値が高くなって、それが不安に思って、『ああ、これじゃ肝臓が少し悪くなるかな』とか、そういうことを考えて、(服薬を)やめたことがありました。良くなかったと思っております、自分でも。それはリスパダールの時です。

それで、ジプレキサの量を、やっぱり今の先生も少しずつ増やすということを処方されたのですが、それでもやはり良くならない時もありまして、症状(が)悪くなる時もありましたので、やはり自分の判断で(服薬を)やめてしまうようなこともありました。(その時は)睡眠のサイクルが不規則になったり…、かなり苦労しました。それで医師とよく相談しまして、処方の量を調節して、今、5mg(1日)を飲んでおります。

(幻聴は)調子のいい時には聞こえない時もありますし、また調子が悪くなると聞こえくるということです。いろんな思いという形で、いじめられているような感じですね。馬鹿にされたりとか…。(今は)もうつき合っていますので。先生のほうからは、『聞こえてもそれに影響されて何かをするといったことをしなければ大丈夫だ』というふうには言われています。」

リスパダール(リスペリドン):非定型抗精神病薬

Q.眠れない時はありますか

「あります。眠れない時は、眠り薬を処方していただいて飲んでおります。マイスリーという睡眠導入剤を飲んでいます。続けて1週間ぐらい飲み続ける時もありました。

(今は)朝早い仕事ですので、夜眠れなくて困るなと思った時は12時ぐらいまでには飲むようにしています。」

マイスリー(ゾルピデム酒石酸塩):睡眠導入剤

Q.薬について調べたことはありますか

「薬の紹介などをテレビでしていた時に、その薬を先生と、『この薬はどうでしょうか』と相談したことはあります。それは合わなかったので、お腹を壊してしまいましたのでやめました。

精神安定剤のことは、結構調べたりしました。今の薬でも完全に治らないので、もしかしたらもっといい薬があるのではないかと思いまして、自分でインターネットで調べるようなことはありました。結果的には、やはり先生が処方した薬が一番いいようです。」

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