「30(歳)過ぎとったかな。ヘルパーやないんですけど、ま、一応介護者なんで、介護者に当たるんやろうけど、着脱をしたり、お風呂に入れたり、食事介助とか…。
1日、その時は短くて、それもトライアル雇用で行っていたから、3時間か4時間。それぐらいがベストですわ。その時のあれ(状態)ではね。」
「辞めた、辞めた。早よに辞めて、それから作業所にもう1回戻ったんです。それで、作業所が地活(地域活動支援センター)を作りはったんです。で、地活でヘルパーの募集をしてはって、ちょうど電話がかかってきて、『来てくれへんかぁ』みたいなことで…。その時はまだバイクに乗っていたから、いろいろ行けたんですけど。
地活は、『みのり』というところで、(そこに)『こころ』というヘルパーステーションがあって、『こころ』で働いていた。『こころ』のヘルパー(ステーション)から派遣で、違うあちこちの家に行って、プールに連れて行ったり、病院に連れて行ったりかな。(そこは)5〜6年、ほんなものかな。
今は違う事業所。バイクが事故って乗れなくなったから。(家から)遠くなって交通費も出ないし。今(の作業所)は、3〜4年(続いています)。」
地域活動支援センター:地域で生活していくうえで生じる問題、相談などに対応する機関。ほかの機関とも連携しており、社会資源(福祉サービス)の紹介や住宅、職業、生活支援サービスなどの情報が得られる。障害者自立支援法に基づき2006年10月から制度化された。
「それは、作業所が行くところがなくなって、四条畷(しじょうなわて)に夢丸工房というの(作業所)があるのを知っていて、もともと。そこでも電話相談をしていたんです、私。それで、『入れてくれへんかなあ』言うて入れてもらって、そこから、そこの元々職員やった人が、ヘルパーステーションを建てはったから、たまたま、私が一緒に面倒を見ていた人が、よそのヘルパーステーションにいたんやけども、『ちょっと文句言うてしまったからどうしたらええ』言うて、私とその人とを一緒に拾い上げてくれはったんです。」
「症状…、浮かんでくるんですよ、悪口が。だからもう、『あの人こんなこと言って嫌やぁ』とか、いろいろとね。『もう嫌やから辞めるわぁ』みたいな…。
今は、元々作業所の職員さんやから、何でも言えるから、『こんなん言ってるのにと思うねんけど』とも言えるから。分からんことは分からんと言えるし…、だから続いている。」