12メッセージ
Q.同じ障害を持つ方にメッセージをお願いします
「諦めないこと。私、常に言うてるんですけど、できんかったらできんかったでいいから、できないなりの努力をしてほしいって。頑張ろうとすることは忘れたらあかん。それはもう常に言うてきてます、みんなに。諦めたらあきませんわ、絶対に。」
Q.佐伯さん自身、諦めたことはありますか
「諦めてばっかりおったけれども、今の仲間が楽しいから。みんなに言い続けている。諦めたらあかん。うーん……入院、退院したところからかな(そう思った)。(入院は)1回だけ30代(の時)。」
Q.諦めたらいけないと思うようになったきっかけはあるのですか
「本を読んで思った。銀色夏生さんっていう(人の)本で、もう詩ばっかり書いてはんねんけど、その本がすごく印象的で…。
思った。『やめたらあかんねんわぁ』と。で、その死んだ友達が、最期に残した言葉も、『もう、いじめがすごいからね、もう病院辞めるわ』って(私が)言ったら、『辞めることは簡単だけど、続けることは難しいよぉ』っていうことを…、それが最期の言葉やったんや。
それで、私はもう続けたし、どこへ行っても同じことを言い続けている。」
Q.医療スタッフへのメッセージをお願いします
「医療スタッフも似たようなことですね。話(を)聞くっていうことを(が)できている病院とできていない病院がある、いっぱいあるから。うち(通院している診療所)は、ようできている、してくれていると思う。」