統合失調症と向き合う

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ひいくんさん
ひいくんさん
1967年(昭和42年)生まれの48歳(収録時)。27〜28歳頃に精神科を受診。35歳まではいろいろな職業に就いていた。読書が好きで日に2冊、月に60冊ほど読むという。将来は本を書きたいとの展望がある。現在は、生活保護を受給しながら自分らしい生活を満喫している。
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5現在の症状
Q.現在服用している薬を教えてください

ベゲタミンコントミンヒベルナユーパンリスペリドン。(体調には)合っていますね。」

ベゲタミン(塩酸クロルプロマジン配合剤):抗精神病薬を中心とした合剤
コントミン(クロルプロマジン):定型抗精神病薬
ヒベルナ(ヒベンズ酸プロメタジン):抗パーキンソン病薬
ユーパン(ロラゼパム):抗不安薬
リスパダール(リスペリドン):非定型抗精神病薬

Q.副作用はありますか

「副作用は顔面が振るえていたのですけど、やはり副作用止めを飲んでから止まったのです。ヒベルナ。前はなかなか出してくれなかったのですよ。顔面振るえているので苦しいのですよと言ったのだけど、バレリンとか出してきたりして。だからそのリハビリ病院に行って、いい薬出してもらったので、良かったなと思っているのですけど。

飛び降りてから、まったく(薬を)変えました。リハビリ病院の先生が。今の薬なのです。そうですね。薬がまあ今のところ安定しているのではないですかね。」

バレリン(バルプロ酸ナトリウム):気分安定薬

Q.治療中、辛かったことは?

「しょっちゅう血液検査をするので。あんまり血管が出ないのでこの股の下からやるのでそれで痛かった。それを毎日やられたのです、血液検査。それがなんかなかなか取りにくいとか言われて苦労して、毎日毎日取られて。CTも3、4回撮られました。

毎日のように血液検査は取られていました。毎日、2週間3週間4週間ぐらい。なんでこんなに取られるのかなあと不思議に思ったのですけどね。説明はないけど、ただ『血液をサラサラにする』とか。」

Q.治療中、こころの支えになったことはありますか

「看護師さんもいい人も悪い人もいたので……。で、いい人に会って、『あなただったらなんとか復帰できるから』と言われたのです。それはうれしかったですね。2回目の(入院の)時。

うれしかったですね。で、『寂しくなるね』と言われて。いやあ、おせじじゃないの?と言っていたら、いや、(私)のこと好きですよ、なんか言われちゃって(笑)。女性の看護師さんですね。

そうですね、寂しくなると。結構、騒いでいましたからね。カレーライスが食べたいとか牛丼が食べたいとかケーキが食べたいとか。点滴をされていたので、栄養を。しばらく食えなかったのでお腹すいて、なんか食いたいとか言って。あと隣の人がうるさいから、ちょっと静かにしろよとかいろいろ言っていたのです。」

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