統合失調症と向き合う

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近島勇さん
近島 勇さん
(ちかしま いさむ)
1945年生まれ、67歳(収録時)。会社員として働いていた35歳頃に発症。家族の希望で入院治療の体験はない。症状がうまくコントロールできないことから仕事を辞め、主夫として家族を支えてきた。作業所と出会うことで同病を有する他者と交流し、病識を得たという。現在は、ヘルパーや電話相談など様々なピア活動を行っている。妻、娘との3人暮らし(息子は結婚し独立)。
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1現在の普段の生活
Q.現在の普段の生活を教えてください

「曜日ごとに言ったほうが分かりやすいと思うんですけどね。月曜日の夜は断酒会があります。で、今年(2012年)の3月までは退院促進支援事業の支援員として、月曜日に行っていました。それから火曜日が、『ぼちぼちクラブ』という愛称で、正確には『大阪精神障害者連絡会』と言うのですけれども、そこの電話相談を2時から5時にしています。水曜日は、『泉北ハウス』(障害者福祉施設)の2階の相談室で『ほっとほっと』という電話相談を2時から4時にしています。木曜日は、2時から4時で、精神(障害)の人の居宅介護のヘルパーに行っています。金曜は、第4金曜だけ『出前はぁと』と言って、当事者講師派遣事業をやっているのですけれども、それの世話人会をしています。土日は、時々イベントに参加したり、私、詩の同人(会)に入っているので…。第1日曜日はヘルパー会議があります。その他、変則的ですけれども『リヴィエール』という同人誌の例会があります。

それが1週間のだいたいのスケジュールです。午後に用事がある時は午前中に就労継続支援B型の作業所に行っています。作業所では、私、作業はしていないんです。ゴロンと横になって、本を読んだり、来ている人達と駄弁るというのか話したり、そんなことをしています。それで夜は毎日、私が夕食作りをしています。」

就労継続支援事業所:一般企業等での就労が困難な人に、働く場を提供するとともに、知識および能力の向上のために必要な訓練を行う事業所で、A型とB型があり、A型は雇用型(雇用契約を交わす)、B型は非雇用型(雇用契約を交わさない)事業所のこと。

Q.得意な料理は?

「たいがいのことはできるのですけれども。家でする時は簡単にカレーとか魚を焼いたり煮たりとか…、だいたい3品くらい作るんです。3品というのは、味噌汁も含めてね。味噌汁、サラダ含めてライス、メインの料理と、あと1品、何か作ったりします。

(妻は)もぅ定年退職しているんですけども、まぁ、夕食作りくらいしないと…、私がしています。」

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