統合失調症と向き合う

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さんぽ道さん
さんぽ道さん
(仮名希望)
1981年(昭和56年)生まれの35歳(収録時)。小学生の時に不登校となり、中学生時に体調を崩し精神科を受診する。高校、大学を卒業し、アルバイトをするが長続きせず、現在は地域活動支援センターや就労移行支援事業所に通っている。
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8就労について
Q.就労に向けて行っていることはありますか

「はい。(就労移行支援事業所には)通っています。9か月になります。

一般企業への就労をするという前提で訓練をするのですけれども、パソコンを使った、Excel(エクセル)であったりWord(ワード)であったりの訓練であったり、通所されている方の希望によって、訓練の種類は多様になっています。SST(Social Skills Training:生活技能訓練)を行ったり、ソーシャル劇場というワークショップがあるのですが、ある場面に対応するためにはどういうことをしたらいいかということを学ぶ講義といいますか、ワークショップがあります。

そうですねえ、(僕は)現時点では事務系の職業を希望しているので、それに添ったプログラムを組んでいます。(就労している先輩は)いると思いますが、現在は毎日通所していませんので、私自身が、就労して、移行支援事業所を卒業されたという方は1人しか知らないです。

(目途は)まだないです。(スタッフは)私自身の考えは尊重してくださっていますけれども。私自身がまだ早いかなと思っていますので。」

SST(Social Skills Training):「生活技能訓練」または「社会生活技能訓練」と訳され、認知行動療法に基づいたリハビリテーション技法。社会で生活していくために、対人関係を良好に維持する技能を身につけ、自信を回復し(QOLを高める)、ストレス対処や問題解決ができるスキルを習得(再発防止)する目的がある。

Q.就労に向けて不安な点はありますか

「体力が続かないということです。疲れやすいですね。

訓練自体の時間数は1日3時間なのですけれども、帰宅したあとに、横になってしまうぐらいクタクタになってしまいますので。そうですねえ、やはり体力が続けば自信もつくと思います。

(仲間同士で話は)しないです。気疲れするからなのかなと思います。昔からの友人が、ありがたいことにいますけれども、その友人と話したり遊んだりすることもありますけれども、昔からの友人と会って話す時も、やはり気を遣ったりします。(友人は)小・中学校の同級生だったり、高校時代の同級生だったりです。」

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