「病院にカウンセラーとして女性の若い先生がいろいろ相談に乗ってくださったのですけども、その先生が、“リカバリーキャラバン隊”というものを始めるようになりまして、それに、最初から参加させていただいているのですね。それは非常に有り難い。同じような症例の人達の集まりなものですから、非常に良い活動に参加させていただいています。それをずっと続けておりますけれども。
それから福祉サービスでいうと、同じ病院にデイサービス(デイケア)として、サークル活動みたいなものがいくつかあって、それに参加させていただいていたということもあります。それから地域のサークル活動というのでしょうか、文筆活動をしている。文章を作って、年に何回か機関誌みたいなものを発行する会があって、そこに入ったり、草笛の会とか、パソコンを教えてくれる福祉施設だと思うのですが、そういうものがあったり、いろいろなものに参加しています。
それから、文章の勉強のために朝日カルチャーセンターに参加したり…。本人がいろいろ見つけてきて、積極的に参加しています。
それから最近は、作業所に参加するようなこともやっていまして。そちらは、清掃作業か奉仕活動みたいなものもやってみたり…、やりがいをもってやっているようです。」
「やりがいをもってやれるものがあるというのは、非常に傍から見ていても嬉しいし、本人もいろんな知識が身についてきているので、それは非常に有り難いと思っています。欲を言えば、仕事ができるようになれば良いとは思うのですけども、そこまで至らなくても、自分がやれるものがあるというのは、非常に良いことだし有り難いと思っています。」
「(週に)2回、クレープ屋さんですが。ご主人が障害者で、それでたまたま顔を合わせて、その近くで。前に住んでいたところにあったので、それじゃ来てみないかという話をしていただいて、それが縁でクレープ屋さんの手伝いをするようになったのです。それはたまたまだったのですが、本当に有り難いことで…。
息子は非常に手際が悪いのですが、それでも我慢していろいろやってくださっているのだなと思いまして。それで最初のうちは年に数回(クレープ屋に)伺いまして、30分ぐらい(ご主人と)話をしました。
ご本人も、体のご不自由なことを分かっておられるから、障害のある人のことも理解があるのだと思うのですね。」
「ちょっと家が狭いということもありますので、本人が、一人で生活ができれば良いというようなことは何回か言っていました。
今、いろいろなところとつながりがあるから、そういうものを大事にしながら、自分の活動が良くなる方向で、一人暮らしをしたいということであれば良いと思っているのですけども。」