「就職という形だと、無いです。アルバイトぐらいまでですね。(アルバイトは)一応あるのですけれど、病気してからになると、市がやっている、簡単な喫茶作業ができるところがあるのですけれども、そういう所には何年かいさせてもらったことがあるのです。で、接客なのでこういう顔の症状が出るとちょっとまずいということで辞めたのですけれども。そういうところまではしていたのですけどね。
(働きたい気持ちが)まるっきり無いわけではないのですけれど、やはり、先ほど言った、自分が無理すると、やはり発作が出るとか、この顔(の症状)が止まらなくなるとか、まだあるにはあるので、あまり体に負荷をかけられないなという気持ちのほうがやはり強くて、それを差し置いてまで仕事しなければ、とは思っていないのですよ。家族のほうもそれは特に望んでいないですし。」
「そうですねぇ。だいたいある程度、疲れにくくなってくると、みんなだいたい、やはりちょっと仕事しようと考えだすのですけれど、そこでやはり、また大きな、なんか冒険をすることになってしまって……。だいたいそこでみんな、やってみる人もいるのですけど、だいたいの人が帰ってくるのですよね。
やはり仕事をするというのはほんとに自分らの立場にとったら、結構負荷が大きいのだなと思いますね、周りで見ていると。ま、自分もそうですけれどなかなかできないですし、続かないなと思いますから。
なんか、ごく少数、自分の知り合いで、アルバイトみたいな形で続けている人がいますけれど、少ないですね、ほんとに。いったん、ちゃんと就く人はいるのですけれど、しばらくしたらまた帰ってくる。そういうのが多いですね、ほんとに。それぞれの生活の事情とかありますから、『仕事に行かないかん』という人がいるのも分かるのですけれども、どうしてもやはり無理が利かないところはありますね。」