4家族への感謝
「私は、以前は本当に元気だったのですよね。自他ともに認めるとおりに元気だったので、(がんになったことは)子供たちもびっくり、夫も含めてびっくりしています。おかげさまで子供は3人とも20歳を過ぎていましたので、それがもう少し小さかったら、なかなか私のこの病気を受け入れがたいところがあったかと思うのですが。その点はやはり子供たちもいろんな社会をみてきていますので、私の目の前ではそこまで動揺を見せることはないです。反対に、『そうしたらもっと楽しい、やってみたいことをお母さんやればいいよ』とか、『今日こんな話聞いたから、こうしてみたら』とか。私の目の前でわんわん泣くことはあまりないです。2番目の子は今年大学を卒業するのですが、ずっと大学のほうにいるのではなくて、少しでも時間があるときはこっちに帰ってきて、一緒に時間を過ごしてくれています。そういう形でいろいろ、子供が私に対して精一杯配慮してやってくれているな・・・というのはあります。感謝しています。あとは娘と一緒に料理を作ったり、娘が料理を作ってくれたり、『ありがとね・・』と言いながら。楽な体制です。
子供に対しても夫に対しても、これから何か生きていくうえで励みになれるような、そういう生き方を私自身していきたいと思うし、いくことが大切だなと思っています。」