統合失調症と向き合う

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しなちゃん
石津 彰之さん
(いしづ・あきゆき)
1981年(昭和56年)生まれ、27歳。22歳で入院、治療。現在はクラブハウス「ForUsフォーラス」 のメンバーで、地域の講演会、家族相談会などで話す機会が多くなり、クラブハウスのWRAP(ラップ)のファシリテーターとしても活動中。通院は月に1回。
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4症状について
●春先と夏場に症状が出やすい

「入院は、1年に1、2回かな。実は調子悪いなっていうのに気づくのが、春先と夏場なんですよ。その2回を繰り返して入院してたんですね。」

●幻聴、妄想

「自分は、実はあの、幻聴症状が聞こえていたりとか、何か幻覚とか妄想とかもあるらしいんだけど、でも幻覚はあんまりないっていうか、妄想がひどいっていうときがあるらしいんです。例えばバスとかに乗っていても、何かひそひそしゃべってる人が急に気になりすぎて、カーッとなって怒鳴ったりするんですけど。公共の場っていうか乗り物も疲れるときがあるんですけど、最近はだいぶコントロールできてきて、あんまり怒ったりとかは…。まあ、ときどき調子が悪いときに、あーぎゃーって言われると、爆発寸前になるときがあって、ちょっと自分も怖いなっていうところがあるんですけど。

幻聴のラインっていうのか、その線引きはよく分からないんですけど。例えば聞こえてくる声が、その幻聴なのか、看護師とか医師とかが言われるのは、その聞こえてくる声がなんか幻聴だと、病的には認識されるらしいんですけど、それを対処するのがなかなかその難しいという感じです。幻聴だけじゃなくて妄想もひどいときありましたけどね。なんでもないのに、なんか変な言われかたをしてるんじゃないかとか、コソコソコソコソなんかされてるんじゃないかとか、ま、そういうときはちょっとたいへんでしたね。

自分はやっぱり波が激しい時と小さい波みたいなのがあったみたいだし、そういう意味においては、状態が、今はいい方に、回復に向かっているのかなと思います。」

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