「治りかけていたとしてもやっぱり調子を崩すときって、普通の人でもあると思うんですね、この病気だけじゃないと思うんですよ。なので病院で入院したいと本人が言っているんであれば、入院を断るっていうんじゃなくて、そういう合図をなんかしたほうがいいと思うんですね。で、例えば家にいるから病院が恋しくなるってくる人もいるらしいんですね。ま、そういう人たちは、あの、病院に入院させればいいんですよ。他の人たちに迷惑をかけるわけでもないし、あとは自分の判断だと思うし、個人の尊重もあるけども…と思います。
でも考えてみたら病院で入院するのはあまり勧めることじゃないのかなって、逆にそっちのほうがストレスが溜まりやすくなって具合が悪くなっちゃう可能性もあるから、そういう意味においては、病院にこもってじっとベッドで寝たり起きたりとかっていう生活だったら、別に病院に行かなくてもいいのかなって。やっぱり一瞬の不安のときっていうのがあるんですね。その不安が高まると、家では怖くなるっていうことがあると思うんです、やっぱり。男性でも女性でも。男性のほうが逆に怖いときあるんですね。やっぱりなんか、威嚇されるんじゃないかとか、攻撃的にくるんじゃないかとかって、ちょっとどきっとするときはあるんで、そういう身の回りのことは自分で防げとかいうけども、ときどき怖いときがありますね。」
「今、3人目の医者なんですけど、お医者さんには、自己分析がちゃんとできてるって言われました。ただ、やっぱり病気のことはまだあんまりそのときは分かってないなっとも言われてましたね。はい。でもまあ、それは個人差があるからって言われたし、で、確かに知識がなかったってのもありますね。ま、うれしかったことで、自己分析がきちんとできて、それなりの対応はできているっていうふうには言われました。」
「僕は、生活保護世帯なんですが、福祉事務所をよく利用するときがあるんですけど、なんか福祉事務所っていうのはよく分からないんですけど、その、見た感じで言うと、お役所さんっていうイメージなんで、障害者に対するのがすごい冷たいなーっていうものがありましたね。で、自分の仕事をやれば、もう仕事は、そのしなくていいんだなっていう考え方が多いのは、正直がっかりしたことはありましたよ。(手続きが)すーごい大変でした。もう苦労しました。」