統合失調症と向き合う

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しなちゃん
石津 彰之さん
(いしづ・あきゆき)
1981年(昭和56年)生まれ、27歳。22歳で入院、治療。現在はクラブハウス「ForUsフォーラス」 のメンバーで、地域の講演会、家族相談会などで話す機会が多くなり、クラブハウスのWRAP(ラップ)のファシリテーターとしても活動中。通院は月に1回。
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6病気を受け入れるということ

「(統合失調症と診断されて)正直、何その病気って感じで、精神科?なに精神科って聞いたことないよとかって。最初は病院がヤダヤダヤダなんて、ダダこねてたときがあったんですけど、あの、正直、病院行ったから良くなったんじゃないかなって思ってきたし、こういう医療系の現場にも入れるようになったような感じもするし、それに作業所だとかNPOの人たちとも仲良くなれたというか知り合いになってくれて、なんかフランクな感覚になってくれて、すごい自分は気持ち的にやりやすくなってきた、っていうのは正直ありましたね。あんまりお互いがなんかカチカチカチ同士だったらやっぱり疲れるじゃないですか。だからそのカチカチカチをなんとも解消したかったんで、それは自分も努力してたと思うし、みんなも分かってくれたと思うんですよね。

まあ、当時は受け入れることとかあんまりできなかったんですけど、今はもう受け入れるしかもうないですよね、しかたがない、だってあの受け入れなかったら、正直そういう症状も他の人で知ってる人は知ってるし、結構周りの昔の友達とかと病気の話をすると、何かたいへんそうには見えるとは言われました。 兄弟は3人で、自分は長男で、真ん中が結婚してもう実家から離れて、一番下が今、中学2年でもう4月の春から3年になって、弟は高校受験でたいへんそうだなーっていうのを感じるんですけど。まあ、割と兄弟もいろんな意味で頑張っているところを見ると、兄もしっかりしなきゃいけないなーっていうふうには感じておりますね。」

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