統合失調症と向き合う

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原田幸一さん
原田幸一さん
(はらだ こういち)
1974年生まれの36歳(収録時)。18歳ぐらいの時から「どう生きたらいいのだ」という悩みが強く、不眠などの症状が出ていた。23歳の時に精神科を受診するが、通院を中断。その後別の病院を受診し、入院治療を受ける。退院後は、デイケアや作業所などを利用しながらリカバリーでき、現在は、A型事業所に勤めながら、就職活動をしている。障害基礎年金2級を受給。同じ精神障害を持つ妻、実母との3人暮らし。
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6現在の服薬状況
Q.現在飲んでいる薬を教えてください

「2週間にいっぺん外来に通院しています。(薬は)結構多いですけど、セレネースの0.75mgが1日3回、副作用止めのビカモール2mgが1日3回、デパケン®が朝と夕方に2回、リフレックスが夕方1回、メイラックスが夕方に1回、サインバルタカプセルが夕方に2錠飲んで、寝る前にデゾラムセパゾンハルシオンという薬を飲んでいます。結構飲んでいますよね。

苦痛ではないですね。どうなんですかね、分からないですけど、まあ、安定しているので、まず、薬の量が少ないとか多いとかというよりは、自分が、自分の状態が安定するのが一番いいことだと思っているので、そこらへんは気にしていないですね。

(不調になることは)ありますね。やっぱり、どうしても何かがあると少し波が出るというか…。その時の状態にもよるのですが、うまく先生とつき合いながら、その時にいろいろ変えていって、くっつけあっていく感じですね。

(薬は)変わりました。というか、1回すごく少なくなりましたね。デイケアに通っていた頃は、セレネース0.75mgが夕方に1錠だけになりましたので。その頃が一番、まあ、安定していたというか、状態が一番良かったと思うんですけども。その後、やはり作業所を辞めて、これからどうしたらいいかとかいろいろと悩んでいたので、(薬の量は)やっぱりだんだん増えていきましたよね。」

セレネース(ハロペリドール):定型的抗精神病薬
ビカモール(塩酸ビペリドン):抗パーキンソン病薬
デパケン®(バルプロ酸ナトリウム):気分安定薬、抗てんかん薬
リフレックス(ミルタザピン):抗うつ薬
メイラックス(ロフラゼプ酸エチル):抗不安薬
サインバルタ(デュロキセチン塩酸塩):抗うつ薬
デゾラム(エチゾラム):抗不安薬
セパゾン(クロキサゾラム):抗不安薬
ハルシオン(トリアゾラム):入眠導入剤

Q.服薬による副作用はありますか

「今ある副作用だと、手の震えが少しあるのと、抗うつ剤も飲んでいるので、喉の渇きがちょっとありますね。(水は)近くにあるというか、あまり飲みすぎてもいけないので、ま、喫茶店で働いているので、氷が豊富にあるので、氷を少しなめながらいるという感じですね。他にはないですね、特に。」

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