2受診の経緯
Q.受診するまでにどのような症状が出たのでしょうか
「22歳の時です。東京の大学校(農業従事者を育成する学校)の寮に住んでいました。3年制の学校だったので、実務経験を一年積んでいたもので合計したら4年になるのですけれども、学年で言えば3年生の時ですね。
頭が割れるように痛くなりまして…、恐怖感、不安感、夜が眠れなくなりました。18(歳)ぐらいの時から将来を考えるようになって、不安のようなものはあったような気はしますけれども、『大丈夫かなあ』という程度に思っていました。
そのあと、あまりにもきつかったもので総合病院に行きました。そして、睡眠薬みたいなものをもらいまして寝たのですけども、やっぱり全然何にも(症状が)取れなくて、そして精密検査を受けてみました。(同じ)総合病院で、です。よく覚えていないけど、いろんな検査をしたと思います。(結局)体的にはどこも異状はありませんということでした。
そのあとも頭が割れるように痛くてたまらなかったので、学校の教官に紹介してもらいまして、『頭』と思いましたので脳外科を受診してみました。脳波とか、CTかMRIか…、MRIだったかな、を撮りました。で、脳のほうはおかしくないと言われまして、そこで言われたことが、“不安神経症のうつ状態”でした。
卒業前だったものですから、あと1回ぐらい受診して(実家)に帰ってきました。脳外科に薬がありましたので、それで少し楽になったような気がしました。(薬は)よく覚えていないけども、たぶん…抗うつ剤と安定剤ぐらいだったと思います。」